この記事では『これから進学を控えたお子さん』をお持ちの保護者の方向けに、奨学金の基礎知識とガクシーの使い方を解説します。
お子さんの進学に必要な学費を奨学金で賄おうとするも、調べてみると意外と「奨学金ってよくわからないな・・・」と思う方は少なくありません。
そんな保護者様のために、この記事を読み終えるころには
がわかるようになるでしょう。
本記事では忙しい方向けに”必要最小限の情報は画像だけ見ればわかる”ように作っていますので、お忙しい方は画像だけでも見ていっていただけますと奨学金の理解が深まります。
また、ガクシーでは充実した奨学金検索機能や、アカウント登録後のリマインド機能から、あなたに合った奨学金を見つけ忘れずに申し込みをするところまでサポートしています。
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「奨学金」とは、経済的な理由や家庭の事情で進学が難しい方に向けて、学費の付与や貸与を行う制度です。
ここでは
を図を交えて解説します。
奨学金の種類は日本全体で約20,000種類もの奨学金制度があると言われております。
同じ団体の奨学金でも複数の種類の奨学金を提供していることが多いので「どこの団体の」「どんな制度の」奨学金なのかを見ると奨学金の理解が深まります。
奨学金の運営組織は大きく「公的奨学金」と「民間奨学金」の2種類に分けることができます。
公的奨学金:国や地方公共団体によるもの
民間奨学金:学校独自や育英団体によるもの
日本の多くの奨学生は公的奨学金の運営団体である日本学生支援機構(通称:JASSO)で奨学金を借りています。
民間奨学金を含めても「お金の借りやすさ」「制度の充実度」の2点で便利な制度となっているので、活用すべき制度となっています。
日本学生支援機構(JASSO)については「【JASSOとは?】日本学生支援機構と奨学金について解説」で解説しているので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。
奨学金の制度には大きく分けて「給付型」と「貸与型」に分類されます。
すごく簡単に説明すると
貸与型:返済が必要な奨学金
給付型:返済が必要ない奨学金
と言えます。
それぞれ運営元の団体によって申込基準が違いますので、申し込む奨学金の詳細を確認する必要があります。
代表的な奨学金支援団体である日本学生支援機構(JASSO)の貸与型と給付型の奨学金の申込基準は「「貸与型奨学金」と「給付型奨学金」の違いを徹底解説!まずは給付型に申し込もう!」で解説しているので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。
奨学金は「どの団体が運営しているどのタイプの奨学金か?」によって借りられる金額が大きく変わります。
例えば日本学生支援機構(JASSO)が運営している第一種奨学金(貸与型)では「進学先が国公立なのか私立なのか」と「実家から通うのか一人暮らしをするのか」によって借りられる金額が以下の表の用に変わります。
最高月額(大学生の場合) | 進学先が国公立 | 進学先が私立 |
実家から通う場合 | 45000円 | 51000円 |
一人暮らしをする場合 | 54000円 | 64000円 |
また日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金の借りられる金額は各奨学金の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
第一種奨学金:【無利子の奨学金】第一種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準を徹底解説!
第二種奨学金:【有利子の奨学金】第二種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準・第一種との違いも解説!
給付型奨学金:【奨学金の新制度】2020年からリニューアルされた日本学生支援機構の「給付型奨学金」とは?
奨学金には採用されるタイミングが2回あります。
大学で使う奨学金を例とすると
高校3年次に高校を通して申し込むことを「予約採用」
進学後に大学を通して申し込むことを「在学採用」と言います。
在学採用は制度によりますが日本学生支援機構(JASSO)の場合原則年に一回のみ申込のタイミングがあります。
しかし、緊急で奨学金を借りる必要ができた場合のみ年中いつでも申し込むことが可能です。
緊急時に申し込める奨学金については「奨学金が緊急で必要になったときは?~困ったときに申請できる奨学金制度をご紹介~」で解説しているので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の返還は、貸与期間終了後や卒業後の翌月からではなく「貸与期間終了後の翌月から数えて7ヶ月目」より開始されます。
奨学金の返済方法や、返せなくなった時の救済措置については「奨学金の返済の仕方を解説|返済方法にはどんな種類があるの?」で解説しているので、より詳しく知りたい方は参考にしてください。
JASSOとは「Japan Student Services Organization」の略称であり、日本学生支援機構の英語での名称です。
日本最大の奨学金支援団体で多くの奨学生がこの日本学生支援機構の支援を受けて進学をしています。
日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金でよく使われるものはこの4種類です。
貸与型の中にも「第一種奨学金」「第二種奨学金」「入学時特別増額貸与奨学金」の3種類があり、第一種と第二種の違いは有利子か無利子という違いがあります。
それ4つの種類の奨学金の特徴を見ていきましょう。
給付型の奨学金は、名前の通りお金が給付されるタイプのものになります。返還をする必要がなく、一番お得な奨学金となります。
支給される金額に関しては、世帯の収入額や職業、進学先などが関与してきます。以下に月当たりのおおまかな給付額の目安を記載しますので、検討をつけるときの参考にして頂ければ幸いです。
また前提として、生計維持者が1人の場合は資産が1250万円内、生計維持者が2人の場合、資産が2000万円内におさまっている必要があるため、ご注意ください。
世帯年収 | 国立 | 私立 | ||
自宅通学 | 自宅外通学 | 自宅通学 | 自宅外通学 | |
271万円以下 | 3万円程度(月) | 6.6万円程度(月) | 4万円程度(月) | 7.5万円程度(月) |
303万円以下 | 2万円程度(月) | 4.4万円程度(月) | 2.6万円程度(月) | 5万円程度(月) |
378万円以下 | 1万円程度(月) | 2.2万円程度(月) | 1.3万円程度(月) | 2.5万円程度(月) |
第一種奨学金は、利子がつかないタイプの奨学金のことです。申し込み時点での評定平均が5段階中3.5以上である必要があるため、無利子で借りられるメリットがある分、ハードルは高めとなります。
貸与の額に関しては自分で選択が可能となります。以下に貸与額に関してまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。
国立 | 私立 | ||
自宅通学 | 自宅外通学 | 自宅通学 | 自宅外通学 |
4万5千円(月) | 2万円・3万円・4万円・5万1千円(月) | 5万4千円(月) | 2万円・3万円・4万円・5万円・6万4千円(月) |
第二種奨学金は、利子がつくタイプの奨学金のことです。卒業後に年利3%が上限として利子がつきます。第一種程ハードルは高くないものの、成績が標準以上であったり、特定の分野での素質が認められていたり、学修意欲がある且つ修了見込みがあったりする必要があります。
貸与額に関しては、最低で月額2万円、最高で月額12万円を借りることが可能です。また貸与額は1万円単位で自分で選択をすることが可能です。返還を見据えたうえで、必要な金額を算出したのちに申請をしましょう。
なお第一種奨学金と第二種奨学金は併用することも可能です。しかし収入の基準が厳しく設けられているため、必ずしも併用可能な訳ではないという点に注意をしましょう。
貸与型の奨学金を利用する方は、入学時特別増額貸与奨学金も利用することが可能です。入学当初は入学金などで特にお金がかかるということもあり、初年度のみ一時金としてこちらの制度を利用することっができます。
最大50万円まで貸与してもらうことが可能ですが、貸与してもらうタイミングは入学後になります。入学前に振り込まれる訳ではないことに注意をしておきましょう。
多くの奨学金には審査の基準が設けられています。
代表的なものが、その人の家計が本当に奨学金が必要なのかを判断する「家計基準」と、その人に奨学金を貸す意義があるのかを判断する「学力基準」です。
また日本学生支援機構(JASSO)の奨学金において各基準は「予約採用」なのか「在学採用」なのかによって変わります。
また日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金の借りられる条件は各奨学金の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
第一種奨学金:【無利子の奨学金】第一種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準を徹底解説!
第二種奨学金:【有利子の奨学金】第二種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準・第一種との違いも解説!
給付型奨学金:【奨学金の新制度】2020年からリニューアルされた日本学生支援機構の「給付型奨学金」とは?
奨学金には種類があるため、どれが良いか検討がついていない方もいらっしゃるかもしれません。一番お得な奨学金だと、給付型奨学金があります。給付型奨学金は返還義務がないため、利用できるのであれば利用したほうが良いでしょう。
しかしお得な分、融資をしてもらうにあたってのハードルはかなり高めです。給付型奨学金以外にも、貸与型奨学金があるため、そちらも併せて検討をしましょう。
貸与型奨学金は第一種と第二種に分かれます。第一種は無利子の奨学金で、第二種は有利子の奨学金になります。第一種の方が第二種に比べて融資のハードルは高く設けられています。
奨学金は日本学生支援機構の制度を利用する方が多いですが、ほかにも運用をしているところはあります。融資条件や融資額が自分に合わないと感じられた方は、ほかの奨学金を検討するとよいでしょう。
日本学生支援機構以外では、大学・地方公共団体・民間企業などがあげられます。気になる方は、一度奨学金運用元に問い合わせをしてみるとよいでしょう。
最後に当サイトガクシーでできることを紹介します。
ガクシーでは日本全国の奨学金を13,540件(2021年10月現在)管理しており、そのすべてが検索の対象となっています。
検索はガクシーのトップページの右側(下記画像の赤枠の部分)にある「条件から探す」からおこないます。
条件を絞り込み可能な項目は
■学校・団体名
■奨学金名
■支給対象の学生
■都道府県
■奨学金の種類
■申込み時期
上記の6パターンになっています。
それぞれの選択肢は下記の画像の通りです。
この項目で自身が当てはまる条件にチェックを入れて奨学金を探すことができます。
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奨学金を調べるときに「結局どれに申し込めばよいかわからない」となってしまうことは多いでしょう。そんな時に役に立つのがガクシーの奨学金ランキングです。
ランキングの種類は
■これから申し込み可能
■総合ランキング
■支給人数が多い
■支給総額が多い
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があります。
何に申し込んでよいかわからない方は、とりあえず「返済不要の奨学金ランキング」の上位から申し込んでおけば問題ないでしょう。
そして奨学金を調べると、第一種奨学金、第二種奨学金、給付型、貸与型、など非常に多くの奨学金用語が登場します。日本学生支援機構が運営する奨学金だけでも複数種類存在し、制度も複雑です。
ガクシーではそのような複雑な奨学金の制度をなるべくわかりやすくコラムにまとめています。
奨学金を調べていると悩むであろう「奨学金の申請理由の書き方」や「貸与型奨学金と給付型奨学金の違い」など、多くの方が疑問に思うことをまとめていますので、是非ご参考にしてください。
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奨学金を利用する上で一番もったいないミスが「この奨学金、条件もいいし申込み条件も満たしているのに募集期限が過ぎてしまっている・・・」となることです。
めぼしい奨学金は定期的に募集が始まらないかチェックしておきたいところですが、なかなかそうはいきません。
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