【奨学金・・・わからん・・・】奨学金系YouTuberに奨学金について”最低限”知っておきたいこと聞いてみた【サツダイ奨学金担当】

calendar_today 2021-12-27 update 2024-12-07
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今回は奨学金のことを調べ始めた方が、奨学金選びに失敗しない”最低限”の知識を知っておくためにYouTubeで奨学金についての解説動画を投稿している『サツダイ奨学金担当の水戸さん』にお話を聞いてみました。


《サツダイ奨学金担当 水戸さん プロフィール》
サツダイ奨学金担当 兼 Youtuber
札幌大学で奨学金担当をしながら、大学で2000人以上の奨学生を見てきた経験をもとにYouTubeにて奨学金を解説する動画を発信している。


タナカ

本日はよろしくお願いします! 今回は、これから進学を考えている奨学金初心者の為に最低限知っておきたいことについてお聞きできればと思います!

水戸さん

わかりました!
奨学金って結構難しいですよね
大学進学を考えて奨学金を調べると、いろんな資料がでてきて・・・なんかすごいことになっているな・・・って思う人が大半なんです

タナカ

確かにそうですね~私も学生時代に苦労しました

水戸さん

正直に言って「うん・・・わからん」って思ったんじゃないですか?笑

タナカ

正直思いましたね笑

水戸さん

ですよね
「奨学金ってなんでこんなに難しいの?」ってくらい複雑な制度で、少し調べたぐらいだとわからないことが多いんです
なので、サツダイ奨学金担当のYouTubeチャンネルではとにかく「わかりやすさ」を追及して動画を作っています

タナカ

すごく助かるチャンネルですね 私が高校生の時にも合ったらよかったのに・・・

水戸さん

ところで、そもそもタナカさんはなぜ大学に進学しましたか?

タナカ

えっと・・・大学に進学したほうが就職が有利になるときいて・・・

水戸さん

大切ですね!このように奨学金を使う使わない以前に大学に進学する理由を明確にしておくことが第一歩です
その理由によって借りる奨学金の金額や、そもそも奨学金を使う使わないの話も変わってくることもあります

タナカ

なるほど~たしかに そうかもしれませんね

水戸さん

進学をするにあたって、学費を払う為によく用いられる方法は
①家族が出してくれる
②バイトで払う
③奨学金を借りる
の3つだと思います
奨学金はあくまでも手段の一つで絶対借りないといけないわけではありません

タナカ

たしかにもし家族が出してくれるならそれ以上にいいことはないですよね

水戸さん

そうですね その選択肢の中で「奨学金を借りる」ということを選んでも さらにそれぞれの経済状況によって選ぶ奨学金の制度は変わってきます

例えば日本学生支援機構(通称:JASSO)の奨学金を例にすると もらえる奨学金=給付奨学金 借りて返す奨学金=貸与奨学金 に分けることができます

タナカ

もらえる奨学金!?そんなものがあるんですね

水戸さん

そうなんですよ昔はあまりなかったですよね それぞれ1つずつ解説していきましょう

もらえる奨学金=給付奨学金毎月12,800~75,800円 ※私立の場合 がもらえます

さらにこの奨学金は授業料減免制度がセットになってくっついて来ます
これが
入学金26万円+1年あたり授業料70万円までもらえます

タナカ

ええ!そんなにもらえるんですか!?

水戸さん

そうなんです これが高等教育の修学支援新制度 いわゆる大学無償化制度(俗称)と言われるものです

タナカ

知らなかったです

水戸さん

注意しないといけないのは決して無料になるわけではないのでお気をつけください

タナカ

無償化とは・・・

水戸さん

続いては
借りて返す奨学金=貸与奨学金についてです
貸与奨学金の中には2種類の奨学金があります
・第一種奨学金
・第二種奨学金
の2種類です

タナカ

2種類・・・なんか難しくなって来ましたね・・・

水戸さん

複雑に感じますよね・・・
でも一度理解できればそんなに難しくありません
・第一種奨学金
は借りた分だけ返せばいい奨学金です
返す金額が借りた金額より増えることはありません
これは毎月20,000円〜64,000円借りることが可能です
※私立大学の場合

最高月額(大学生の場合) 進学先が国公立 進学先が私立
実家から通う場合 45000円 51000円
一人暮らしをする場合 54000円 64000円
タナカ

なるほど、返さなくてもいい給付奨学金に比べると高く感じますが
金融機関からお金を借りるよりも十分お得な制度ですね

水戸さん

そうなんです!逆に
・第二種奨学金
は借りた分から少し多めにして返さないといけない(利子付き)奨学金です
これは毎月20,000〜120,000円借りることが可能です
※私立大学の場合

実は昔はこの利子が結構高かった時期もあるのですが
現在は銀行の金利とほぼ連動しているのでかなり低金利で借りることができます

タナカ

なるほど・・・利子が低いってことは
ひょっとして「沢山借りた方がお得」なのでしょうか・・・?

水戸さん

いえ、実はそうではありません
安いとはいえ借りる金額によっては
毎月1〜3万円を最長20年間
卒業してから42歳になるまで払い続けるのはどうでしょうか?

タナカ

うっ・・・毎月自分の財布から20年間3万円を払うと思うと結構厳しい気がしてきました

水戸さん

そうですよね なので必要以上に借りないで親子でよく相談して決めるべきだと思います

タナカ

なるほど 勉強になります でもこの奨学金って流石に誰でも使えるわけじゃないですよね?

水戸さん

良い質問ですね
そうなんです奨学金には種類別に
「採用基準」
と呼ばれるものがあります

タナカ

まあ流石に誰でも無料で大学に行けるわけじゃないですよね・・・

水戸さん

日本学生支援機構(JASSO)は限られた税金で運営されているので
どうしても全員がもらえるわけには行かないんですよね

採用基準は2つあり
・家計基準(お金の基準)
・学業基準(勉強の基準)
に分けられます

タナカ

なるほど、確かに家にお金がなくても勉強を頑張っている人には
条件の良い奨学金をもらって欲しいですね

水戸さん

そうなんです
ここは詳しくみるとかなり細かい基準があるのですが
とりあえず条件の良い奨学金に申込をしておいて
受かったものの中から必要なものを残す
と言う方法でもいいかもしれません

タナカ

受かった=即借りる
ではないんですね

水戸さん

そうなんです
どうしても受かりそうか受からなさそうかを知りたいと言う方は
ガクシーの中の【奨学金ってどうやって借りるの?】国内の様々な奨学金の借り方を徹底解説 ※動画ありの記事に詳しく書かれているのでこれを読んでみてください
どうしてもわからない場合は学校の先生に相談してみると良いでしょう!

タナカ

わかりました!
水戸さん、本日は奨学金のことを色々教えていただきありがとうございました!

※本件に関して、札幌大学への電話問い合わせはお控えください

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