【奨学金ってどうやって借りるの?】国内の様々な奨学金の借り方を徹底解説

【奨学金ってどうやって借りるの?】国内の様々な奨学金の借り方を徹底解説

奨学金とは経済的な理由から、進学が難しい人たちへの経済的支援として誕生しました。現在は種類の増加などで規模が拡大し、日本学生支援機構の平成30年度の調査によると約47%の人が奨学金を利用しているとされています。

しかし奨学金制度の存在は知っていても、どのような手続きをするかなど詳しいことまではわかっていないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は奨学金の借り方についてまとめました。

奨学金の貸与型と給付型

まず奨学金には種類があり、民間団体や学校が設ける奨学金など様々なものがあります。代表的なものは独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)が運営する奨学金です。

大まかに分類すると、卒業後に返す必要がない「給付型」と返す必要がある「貸与型」の2種類です。

「給付型」は所得水準、成績、人間性などの条件があります。借りられる最大額は192万円で、JASSO以外にも多くの団体が独自に提供し近年増えてきています。

成績優秀な人しか受け取れないのではないか、というイメージもありますが重要視されているのは家庭の所得水準と人となりという場合が多いので必ずしも成績優秀な必要があるというわけではありません。

「貸与型」は卒業後に半年を経て、返済する義務が発生します。「貸与型」にも2種類あり利子がつかない第一種奨学金と、利子(上限3%)がつく第二種奨学金あります。

ともに総額は144万円で、第一種は利子がつかないのでそのままの金額を返済すればよいですが、第二種はそこから利子を追加した分を返していく必要があります。

第一種は家庭の所得水準に加えて、学力を考慮して審査、第二種は家庭の所得水準を審査基準として基準を超えていなければ貸与可能とされています。第一種と第二種は併用が可能なので自分が第一種の奨学金だけでは足りない場合は第二種も一緒に借り入れることができます。

奨学金の申し込み

次に奨学金の申し込み内容についてみていきます。まず奨学金の申請では高校生のうちから申請をしておく「予約採用」と、進学後に奨学金を申請する「在学採用」があります。「予約採用」とは高校生のうちから奨学金を予約する制度で、現在の専門学生や大学生の1年生で奨学金を利用する人のうち、約70%が予約採用を行っております。

制度の中には「予約採用」でしか申請できないものがあるので、注意が必要です。

今回は奨学金制度では一番メジャーである日本学生支援機構JASSOを例にご紹介します。

《必要な書類》

・申込用紙

・個人情報の取扱いに関連する同意書

・保護者の所得証明書

・特別控除に関連する証明書

・印鑑登録証明書や保証人の人の所得証明書

以上が基本的な必要書類です。「予約採用」は在学している高校を通じて申し込みを行います。奨学金についての申請方法や、必要な書類の配布は3年時の春ごろに行われることが多く、締め切りは高校3年時の5~6月と11月ごろの2回あります。

「給付型」は「予約採用」でしか申請できず、利息が付かない第一種も早めに申し込んだほうが借りられる可能性が広がります。キャンセル料も一切かからないので、奨学金が必要なひとは早めに申請しておくことが重要です。

次にどのような学生が奨学金を借りれるのかという基準についてご紹介します。

こちらも申し込む奨学金と「予約採用」か「在学採用」で基準が変わります。

まず学力についての基準です。こちらも日本学生支援機構の第一種奨学金を例にします。

《予約採用の場合》

・高校1年から申込時までの成績の平均値が3.5以上(5段階評価)

・高卒認定試験の合格者、科目合格者、出願者のいずれか

・保護者の住民税が0円で、通っている学校から推薦を受けた

・生活保護受給世帯で、通っている学校から推薦を受けた

《在学採用の場合(大学1年生)》

・高校2~3年の成績が3.5以上

・高卒認定試験の合格者

・保護者の住民税が0円で、特に優秀な成績を残す見込みがある

・生活保護受給世帯で、特に優秀な成績を残す見込みがある

どちらもいずれかを満たせばよいですが、教育ローンなどのものと比べると厳しめの基準となっています。以上が学力の要項でしたが、家庭の所得も審査の基準になっています。次に家庭の所得基準についてみていきます。

《家庭の所得基準》

前年の世帯収入が基準以下の場合奨学金を借りることができます。「予約採用」の場合は世帯人数で基準が変わります。「在学採用」の場合は世帯人数に加えて国公立大学か私立大学か、自宅から通学か自宅外から通学しているのか、という基準が定められています。

例えば家族4人、両親は共働きで私立大学に自宅外から通学しようと思っている方であれば前年の世帯収入が847万円以下であれば基準以下なので申込基準を満たしています。

それぞれの細かい基準については各自治体の要項を確認してください。

奨学金のメリット、デメリット

最後に一般的な奨学金についてのメリット、デメリットについてご紹介します。

メリット

・社会人になってからの返済義務
卒業後に返済が始まるのが一般的です。就職後に返済が始まることで経済的負担が軽減されます。

・教育ローンよりも低金利
奨学金と似た制度としてあげられる教育ローンですが、それと比べて奨学金の金利は比較的低金利です。

・在学中は利息免除
利用者が在学中の利息は免除されます。

デメリット

・審査基準の厳しさ
本人の学力や健康状態、進学に対する意欲など審査基準が厳しいです。家庭の経済的事情について利用者はどうすることもできませんが、それ以外については進学前からの努力が必要です。

・入学金には使えない
入学後に初回の振り込みとなるため、入学金の支払いには間に合いません。入学準備貸与制度などを設けている自治体はありますので、確認しておくのが良いでしょう。

・完済まで長期化
完済までの期間は多くの人で10~15年とされています。利息付きの奨学金を借りている場合は長い期間利息を支払い続ける可能性もあるので、繰り上げ返済を行って利息を節約するのもポイントです。

■卒業までにかかる学費

最後に卒業までにかかる学費についてご紹介します。学費以外にも入学時にかかるお金や、受験費用などがかかります。自分の進学先でかかる金額を知っておくことで、どれくらい奨学金を借りるべきかということに役立てることができます。

初年度納入金

入学初年度にかかる学費のことを「初年度納入金」といいます。一般的には授業料と入学金、諸経費の三つをたした金額のことをさします。国立大学では理系、文系で差はあまりありませんが、私立大学、専門学校では系統や分野によって金額に差があるので注意しましょう。

国立大学では約80万円、私立大学では約100万円から学部によっては500万円ほどかかるところもあります。

卒業までの学費

2年目からは授業料と諸経費の支払いがあります。理系には実験実習料なども加わるため授業料も文系に比べて高い傾向があります。また教科書代なども含まれてくるため別途費用がかかってきます。

大学では国公立大学で約240万円、私立大学文系で約430万円、理系で590万円かかります。短期大学と専門学校ともに約230万円かかります。

奨学金を借りようと考えている方は、入学に必要な学費と卒業までにかかる学費をそれぞれ確認してプランを考えることが重要です。前項で述べましたが、奨学金は入学費用に充てることができないのでその点には注意しておく必要があります。

以上、奨学金の借り方についてご紹介いたしました。大学も私立か国立、理系か文系かで費用がかなり変わります。自分の進学する大学の費用がどれくらい必要なのかは理解し、しっかりとした返済計画を立て奨学金を利用することが良いでしょう。

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