【無利子の奨学金】第一種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準を徹底解説!

【無利子の奨学金】第一種奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準を徹底解説!

これから進学するにあたり奨学金制度を利用しようと考えている方もいらっしゃると思います。奨学金制度とはもともと進学したいが経済的な理由から諦めることがないようにと設けられました。日本学生支援機構の平成30年度の調査によると大学で約47%の人が奨学金を利用しているとされています。

今回は最も多くの学生が利用しているとされている、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の中でも利子がからないことで人気のある第一種奨学金について解説します。

日本学生支援機構(JASSO)とは

現在各大学や地方自治体、民間企業など奨学金制度を実施している団体は多くありますが、その中で最も多くの学生が利用しているのが日本学生支援機構の奨学金です。日本学生支援機構は2004年に設立された独立行政法人です。

国の奨学金事業を運営していた日本育英会から事業を引き継ぎました。日本学生支援機構の奨学金は公的な国の制度として利用でき、貸与型や給付型と呼ばれる奨学金の種類がいくつか存在します。

第一種奨学金

第一種奨学金は貸与型で返済が必要な奨学金です。こちらは無利子で借りることができて卒業後から返済が始まります。第一種奨学金は非常に採用条件が厳しく、経済的に困窮しているだけでなく学力基準や進路の公私や一人暮らしをするかなど進学条件なども関係してきます。

貸与金額

第一種奨学金は進学先が国公立大学か私立大学なのか、専門学校か短大なのか、一人暮らしをして大学へ通うのか、実家から通うのかといった進学先や通学状況によって月の上限支給金額が決まっています。2018年度からは家庭の収入状況によって「最高月額」と「その他の月額」とに分けられて、それぞれ細かく決められています。

大学生では国公立に実家から通う場合「最高月額」は45000円、一人暮らしをして通学する場合は51000円です。私立大学だと金額が上がり「最高金額」は実家から通う場合は54000円で、一人暮らしをして通う場合は64000円です。

最高月額(大学生の場合) 進学先が国公立 進学先が私立
実家から通う場合 45000円 51000円
一人暮らしをする場合 54000円 64000円

第一種奨学金の選考基準

第一種奨学金の採用条件は厳しい基準が設けられています。また高校生のうちから奨学金の申込をしておく予約採用と、大学などの進学先で奨学金の申請をする在学採用でも基準が変わります。ではそれぞれ解説していきます。

成績基準

高校生で申し込む予約採用では、進路にかかわらず1年生から申込時までの成績の平均が5段階評価の3.5以上となっています。なので1年生の成績から評価基準に入るので、この3.5の平均値を下回る成績の方は第一種奨学金は利用できません。

ただし扶養者(二人いる場合は二人とも)が住民税が非課税など、特に厳しい経済事情の家庭には学力ではなく以下二つの条件のいずれかに該当して、学校長の推薦を得ることができれば奨学金の利用ができます。

  • 特定の分野において特に優れた資質能力を有し、進学先の学校において特に優れた学習成績を修める見込みがあること。
  • 進学先の学校における学習に意欲があり、進学先の学校において特に優れた学習成績を修める見込みがあること。

引用:https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/taiyo/taiyo_1shu/index.html

所得基準

所得基準は世帯人数や扶養者の収入が給与所得か、それ以外かなどでも細かく分かれて決めれているのでこちらはあくまで目安になります。

4人世帯では給与所得が747万円、給与所得以外で349万円以下です。貸与金額の章で述べた「最高月額」の場合は686万円以下になります。2018年度から第一種奨学金の所得基準のハードルは実質的にあげられました。

成績と所得基準を満たしていても採用されるかわからない選抜型であった第一種奨学金ですが、現在では基準をクリアすれば全員採用という方針になりました。しかしその反面、貸与金額の選択肢がせまくなりました。

その他の奨学金

日本学生支援機構が実施する奨学金制度のなかにもいくつか種類があります。返済が必要ない給付型奨学金や返済が必要な貸与型でも無利子か有利子かで種類分けされています。簡単にご紹介します。

給付型奨学金

給付される返済が必要ない奨学金です。これまでもこの制度は実施されてきましたが、2020年度から新しい制度としてスタートしました。

2020年からは対象者の枠を広げ、家庭の所得基準を満たせば成績以外にも学ぼうとする意欲が認めれれれば奨学金の支援を受けられるようになりました。またこの給付型奨学金の対象者となれば学費や入学金の減額、免除などもされます。

第二種奨学金

こちらも貸与型で返済が必要な制度ですが、こちらは有利子(上限3%)になります。第二種奨学金は採用基準が比較的緩やかです。こちらは進学条件などは関係せず、月額で希望する金額を選択することができるなど、制度的にも自由度があります。

詳しくはこちら「第二種奨学金の解説」で紹介していますので、ご確認ください。

申込方法

第一種奨学金は高校3年生の時に申請する予約採用と、大学などに進学してから奨学金を申請する在学採用があります。第一種奨学金は予約採用か在学採用かで成績の基準、家庭の所得基準も変化するので確認が必要です。

予約採用で申し込む場合

高校3年生の時に自分が在籍する高校を通じて、奨学金の予約を申請する方法です。申し込み時点では進学先が決まってなくてもよく、キャンセルも可能です。3年生の4月ごろには必ず案内があり、4月から5月にかけて一回、6月から7月にかけて一回と合計年に2回募集があります。締め切り時期は高校によってそれぞれ異なります。

在学採用で申し込む場合

進学先で奨学金を申し込む方法です。入学直後の4月に説明会が行われ、募集は原則年1回です。申し込む窓口は進学先の大学や専門学校になります。在学採用になると成績基準も少し変わり新入生においては、高校2年から2年間の成績の平均が大学では3.5以上、専門学校では3.2以上が必要になります。

緊急採用、応急採用で申し込む場合

扶養者が病気や事故、死別や災害等で家計が急に変わった場合にいつでも申込ができる制度です。第一種奨学金のことを「緊急採用」といい、第二種のことを「応急採用」と呼びます。奨学金の月の貸与額はどちらも同じですが、採用基準が通常の時と比べてやや緩やかになっています。

いずれの方法で申し込むにしても申し込む時期が決まっており、中には予約採用でしか奨学金制度を利用することができないものもあります。奨学金が必要な場合は早めの段階から行動することが必要です。

詳しい申し込み方法や、申し込み書類の書き方はこちら「【奨学金申し込み書類の書き方解説】用意するものや申請理由の書く時に役立つ7つの例文を紹介!」で解説しているのでご確認ください。

返済に関して知っておくべきこと

貸与型の奨学金は将来返済する必要があります。近年は奨学金を返済できない人が増加していることが問題となっています。日本学生支援機構の調査によると、平成30年度には3か月以上滞納している人が約4%ほどになったそうです。

延滞の理由の大半は「家計の収入が減った」や「家計の支出が増えた」など家計の問題ですが、中には「返還するものだと思っていなかった」といった理由や「忙しかった」など理解や意識の低さに起因するものもあります。

3か月以上滞納してしまうと金融事故として金融機関の注意者リストに載ってしまう可能性もあるので、返済計画を借りる段階から練っておくことが重要です。

2種類の返済方法

第一種奨学金の場合は申込のときに「所得連動型返還方式」か「定額返還方式」のいずれかを選択します。

所得連動型返還方式は所得に応じて毎月の返還額を毎年見直します。所得が低くなってしまった場合でも無理せず返還することができます。

定額返還方式は文字通り、毎月定額を返済していく方法です。所得の計画が立てやすいなどのメリットがあります。

まとめ

以上第一種奨学金の簡単な解説をさせていただきました。無利子で借りることができるとはいっても採用基準を満たしていても借りることができない場合もあるのが第一種奨学金です。自分の進学するにあたりどれほどの費用が必要なのかということを理解してどの奨学金を利用するか早いうちから計画を立てることが重要です。

最後に一点注意事項ですが、奨学金は入学してからが初回の振り込みとなるため入学金に充てることができません。進学先によって変わりますが入学金にもかなりの金額が必要ですので、奨学金以外の教育ローンなどの利用も考えておくことも重要です。

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