電通育英会では設立の1965年以来から現在まで、経済的な理由で進学が困難である学生に奨学金支援をしており、社会の変化に対応しながら少しづつ奨学金制度の形を変えています。
その結果、現在の奨学支援学生数は、大学奨学生が353名、大学院奨学生が40名(2021年4月現在)となっており、多くの学生の学びを支援しています。
奨学金の種類は返済が不要な給付型の奨学金となっており、多くの学生の人気を集めています。
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電通育英会が提供している奨学金は「高校時予約型」と「大学院給付奨学制度」と大学向けと大学院向けの2種類があり、どちらも返済不要な給付型奨学金となっています。
2種類の奨学金を簡単なグラフにまとめましたので、ご覧ください。
高校時予約型 | 大学院給付奨学制度 | |
募集期間 | 高校在学時 | 学部3年生時 |
給付金額 | 月額7万円+入学金30万円 受験補助金10万円 | 月額8万円 |
支給期間 | 最長4年間 | 最長2年 |
採用人数 | 90名程度 | 30名程度 |
他奨学金との併用 | 他の民間企業・団体の給付型奨学金は不可 |
電通育英会の設立の思想に基づき、経済状況敵に修学が困難である学生を対象とし、未来の世界を担う優秀な人材を育成することを目的とした、高校3年時予約方式による給付型奨学金です。
全ての学生が対象ではなく、全国の指定された国立・公立の高校の学校長から推薦された候補者の中から同財団の選考委員会による書類審査と面接があり、90名程度を選出します。
選出された学生には受験等助成金として10万円給付され、同財団の指定する大学に合格すると入学時に奨学生として正式採用され、入学金の30万円と月額7万円を在学中、最長4年間給付されます。
また、志望大学に入学できなかった場合でも翌年の受験までは奨学生になる権利が続きます。
当財団に指定された学校のリストは下記のリンクから確認できます。
募集対象高校一覧|電通育英会
参考:https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/college/about/
同財団が提供する大学院給付奨学制度は月額8万円を大学院(修士課程)在学中、最長2年間給付する制度です。
給付を受けるうえで下記3点のセミナーの出席とレポートの提出が義務となります。
・大学院生セミナー(1泊2日/年1回8月頃)及び「奨学生の集い」への出席
・生活状況報告書及び成績証明書の提出(年1回 3月)
・研究経過報告書の提出(年2回 3月・9月)
引用:https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/graduate/outline/
電通育英会の奨学金の対象者は下記のとおりです。
現在、当財団が対象とする国・公立高等学校の3年に在学し、学業・人物ともに優秀であって、評定平均が4.0以上(小数点第2位四捨五入)で大学進学に際し学資の支弁が困難と認められ※1、当財団の指定する大学(学部)※2への進学を希望する生徒。
※1 学資の支弁が困難と認められる生徒とは、給与所得、事業所得など所得の形態にかかわらず、家計(両親の合計)の支払う住民税(区市町村税・都道府県税)の課税所得(課税標準額)の合計が350万円未満の家庭の生徒を指します。
※2 指定大学(学部)については各対象国・公立高校に配布する説明資料を参照してください。文系・理系を問わず、そして美術やデザイン系を志望する学生も対象としますが、(医・歯・薬・獣医等)6年制の学部及び夜間・通信制は対象外としています。
引用:https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/college/outline/
電通育英会の給付型奨学金の対象者は同財団が指定している学校に在学をしている必要があります。
自分が対象になるかを「当財団が対象とする国・公立高等学校」から確認しましょう。
また進学先の大学にも指定があり「当財団の指定する大学(学部)」から一覧を見ることができるので確認しておきましょう。
・当財団の大学給付奨学生であること。
・大学2年次までの成績が一定水準以上であること。
・大学給付奨学生としての義務(セミナー出席、生活状況報告書提出など)を充分に果たしていること。
・将来に向けた明確なキャリア意識を持って大学院進学を希望していること。
・指定大学の大学院(修士課程)に進学見込の学部3年生であること(指定大学であれば他の大学院や専攻分野の変更は可)。
引用:https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/graduate/outline/
同財団の大学院給付奨学制度は、同財団の大学給付奨学生が対象となる奨学金です。
大学院進学時から新規の申し込みはできませんので注意が必要です。
また、申し込み時期も進学見込みの学部3年生であることが条件のひとつなので早めの準備が必要になります。
つづいて、申し込みと選考方法について紹介します。
募集受付は現在、2021年6月11日(金)で終了しています。
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申し込みに必要なものは下記の通りです。
- 願書(指定書式に必要事項を記入)
- 推薦書(学校長の推薦書 指定書式に記入・捺印)
- 申請者情報及び身元保証書(指定書式に記入・捺印)
- 個人情報の取扱に関する同意書(指定書式に署名・捺印)
- 成績証明書(高校2年次までの成績)
- 住民票(本人及び願書掲載の家族全員)
- 住民税課税所得の通知書・証明書(父母等の扶養者の所得の証明)※コピー可
引用:https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/college/outline/
前述の通り、本奨学金は指定の国立・公立高校に在学し評定平均が4.0以上かつ当財団指定の大学に進学する必要があります。
自分に申し込みの資格があるかを同財団のホームページ(https://www.dentsu-ikueikai.or.jp/scholarship/college/about/)と高校の担任の先生に確認しましょう。
申し込み後のスケジュールは7月中旬に書類選考が実施され、7月下旬から8月中旬に面接選考が開催されます。
面接会場は東京または大阪にて行われ、その際の交通費は支給されます。
日程は同財団から学生に直接連絡があるので、該当の期間は電話・メールに対応できるようにしておきましょう。
その後8月下旬までに合否通知が届き、内定していた場合、翌年の4月までに必要書類を提出し、同財団の大学給付奨学生として採用が決定します。
前述の通り、本奨学金は同財団の大学給付奨学生が対象となる奨学金です。
同奨学生のうち大学3年生を対象に、1月初旬に大学院奨学生募集の案内がマイページより届き、そこから2月末までに申し込みをします。
提出した応募書類をもとに書類審査と面接を行ない、6月に採用内定が決定します。
採用予定人数は30名程度となっており、大学院進学後に大学院在学証明書を提出し、正式に採用となります。
電通育英会の奨学金制度の選考基準は公開されていません。
選考のフローに住民税課税所得の通知書・証明書の提出と面接があることから、経済状況と進学に向けて「どんな事を学び」それを「どう役立てたいか」を明確に思い描けているかが大きな要素になっていると推測できます。
電通育英会の「大学給付奨学制度(高校時予約型)」と「大学院給付奨学制度」はどちらも返済の必要がない給付型奨学金となっています。
対象となる高校や入学する大学が限定的である分、通常の奨学金よりはハードルの高い制度となっていますが、その分かなり充実した内容となっています。
該当の高校の生徒ので条件に当てはまる方は是非ご応募してみてください。
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