
結論から言うと、インターンに行っていなくても就活で内定を取ることは可能です。ただ、インターンに参加していないことで、不安を覚えている新卒の就活生もいるのではないでしょうか。そもそもインターンとは、学生が企業で就労体験をおこない、仕事への理解や自分の適性を確認するための制度で、本来は選考とは直接関係のないものです。
しかし、実態は企業にとって有望な学生の囲い込みの場として機能している現状もあり、「行っていない」ことに対して不安を覚える原因になっているのです。この側面を考えると、確かにインターンに行っていないことは不利な要素にはなります。しかし、だからといって内定が絶対にもらえないということではありません。
この記事では、インターンに行っていない人でも、内定を獲得するためにするべきことを解説します。
ガクシーTalentは、課外活動・長期インターン・給付奨学金の選考歴を独自評価し、優良企業の非公開求人や特別選考枠を提供する就活サービスです。
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詳細を見る結論からいえば、インターンに参加することで、後の選考が有利になることはあります。インターンに行くことにより、参加者のみ対象の選考枠に入れてもらえることがあり、早期内定につながるケースもあるからです。
インターンに参加しなければ、そういったチャンスは巡ってこないものの、だからといって絶対に就職できないというわけではありません。自身の強みや適性を理解し、マッチする企業にアプローチし続ければ納得した就職活動をすることができ、内定を得ることができるはずです。そのためにも、本選考の準備をしっかりおこなうことが重要なのです。
では、インターンに参加していない人はどれくらいいるのでしょうか。まったく行っていない人は、実はかなりの少数派といわざるを得ません。
実際のデータを確認してみましょう。
株式会社マイナビの調査による、2025年卒における10月時点のデータです。

出典:マイナビキャリアサーチLab「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」
なんと、インターンにまったく行っていない人は約1割程度と、ごく少数派であることが分かります。「自分だけ出遅れているのでは…」と感じてしまうのも無理はありません。このデータを見れば、インターンに参加していない人は焦ってしまうかもしれません。しかしその分、本選考の準備を本気でおこなわなければならないことが、十分に理解できるでしょう。
インターンへの参加は就活をより有利に進めるために重要です。しかし、インターンに参加したからといって確実に内定をもらえるわけではありません。
私は学生時代の就職活動で、1dayから1週間近くあるものまで全部で約50社のインターンシップに参加しました。しかし、インターンに参加した企業から内定をもらえた企業は1社もありませんでした。
当時のことを振り返ると、インターンに参加したことそのものに満足してしまっていたという印象です。グループワークを実践したり、先輩社員のお話を聞いたりしましたが、すべて受け身で参加していたことが失敗の大きな原因だったと思います。
本選考ではないとはいえ、企業は採用活動の一環としてインターンシップを実施しています。インターンでは企業に強く、良い印象を与えた者が勝ちです。
企業に好印象を与えるには、インターンシップに参加する前に自分の就活の軸や強みを整理したうえで、企業に向けてアピールができるように準備しておくことが必須です。そして、「受け身」ではなく、「自主的に」自分をアピールしながらインターンに参加することを意識してみましょう。
(23卒 福祉業界内定 女性)

ここで、なぜ企業がインターンを実施するのか、その理由を整理していきます。企業にとって、インターンは「母集団形成」の一環であることが多いのです。
企業の採用活動における「母集団」とは、自社に興味を持ち就活サイトやホームページなどからエントリーしてくれる学生を指します。つまり、自社の採用候補の集団というわけです。
できるだけ多くの母集団を形成することが、その年の採用活動の成否を分けるといっても過言ではなく、そのための有効な手段として近年インターンシップが活用されている側面があるのです。
就活サイトや自社ホームページからもエントリーを募集できるのに、なぜ企業はインターンシップを実施するのでしょうか。それは、より自社に興味を持つ学生、すなわち志望度の高い学生と接点を持ちたいからに他なりません。
インターネットで調べただけでエントリーしてくる学生と、わざわざ会社にまで足を運んでくれる学生、企業はどちらに志望度の高さを感じるでしょうか。当然、後者だと思います。採用につながる可能性の高い学生を囲い込みたい意図があり、企業はインターンを実施するのです。
インターンは本来は、学生のキャリア支援の取り組みであり、採用活動とは切り離して考えるべきものというのが前提です。しかし、近年のルール変更により、一定の要件を満たしたインターンシップでは、学生の同意などの条件のもとで、インターンで得た情報を採用活動に活用できるようになりました。
そのため、人気の大手企業や、特殊な分野で専門性が高い事業をおこなう企業では、インターンの参加がエントリーの必須条件となるケースも考えられます。こうした企業を志望する人は、インターンに参加しなければ選考に進むことすらできないので、その点には注意が必要です。
参考URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/sangaku2/20230920-app_ope02-1.pdf

インターン参加が応募の必須条件となる企業もあると聞けば、参加していないことに不安を募らせるかもしれません。しかし、インターン必須の企業を受ける予定のない人は、必要以上に悲観する必要はありません。
インターンに50社以上参加しても、結局はインターンに参加した企業からは1社も内定をもらえなかった例もあるほどです。「とりあえず参加しないと不安」という気持ちだけで参加しても、良い結果にはつながりにくいでしょう。
「とにかく不安だからできるだけたくさんの企業と接点を持ちたい」
「とりあえず有利に選考を進めるためにできるだけたくさん参加しよう」
こうした「数を打てば当たる」的な感覚で、やみくもにインターンを受け続けるよりも、目的を決めて参加する企業を絞った方が、かけた時間に見合う学びや成果を得やすくなります。
インターンに参加して、その企業に対して志望度が高まったのなら、それは意味のあることではないでしょうか。インターンから内定につながるのは、企業の担当者と話をして志望度が高まるなど、好印象が強く伝わったケースが多いようです。
短期インターンシップに参加すると、場合によっては週単位の時間が必要になることもあります。「1Dayインターン」でも、複数の会社を受ければ、それなりに時間を費やさなくてはなりません。
就活で負荷がかかり、学業やアルバイトも休めない状況であれば、かなり疲弊してしまうことが予想されます。インターンに参加しなければ、それだけ時間の余裕ができ、学業やアルバイトに集中できる時間が確保できます。また空いた時間で、本選考に向けた就活準備に時間を費やすこともできるでしょう。
「いろいろな業界・職種を知るため」「企業研究を深めるため」といった理由でインターンシップに参加する人も多いかと思います。しかし、やみくもに軽い気持ちで参加しても内定にはつながりにくいです。
「お気軽にご参加ください」「選考には関係ありません」といった文言を就活サイトなどでよく見られることがあるかと思います。しかし、企業は採用活動の一環としてインターンを開催しています。企業はインターンを通して優秀な学生を見つけ、早めに内定をあげたいと考えている場合が多いです。
インターンであっても面接と同様に企業に自分をアピールする場として参加することを意識しましょう。企業はインターンで見つけた優秀な学生には個別に本選考の案内を送ることがあります。
企業に魅力を感じてもらうためには、インターンに参加する前に自分の強みやポテンシャルをアピールできるように準備を整えることが必須です。インターンという機会を積極的に活用して優良企業から早期に内定を勝ち取りましょう。
(23卒 福祉業界内定 女性)
約9割の学生が参加していることからも分かるとおり、インターンの参加にはメリットがあります。「行くか、行かないか」でいえば、「行った方が良い」のは、間違いありません。
ここでは、以下3つのインターン参加のメリットを確認していきましょう。
会社に出向き、業務の体験をすることで業界や企業、仕事内容の理解が進みます。実際に自分がその会社で働いているイメージができることは、大きなメリットです。
インターネットの情報だけでは分からない実情を知ることにより、業界・企業研究が進み、志望度が高まることもあるでしょう。納得して選考を受けられるため、面接での受け答えに自信が持てる点もメリットです。
企業によっては、インターン参加者向けに特別な選考フローを用意しているケースもあります。
内閣府の令和6年の調査資料によると、インターンが実質的な選考の要素を含んでいた割合が、53.7%に達しています。
また、以下の資料によると、かなりの頻度でインターン参加者に対して、何らかのアプローチがあったことが伺えるでしょう。

出典:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」P9
こうした選考フローに乗り、早期内定獲得のチャンスが高まることは、インターンに参加する最大のメリットです。
インターンに参加することにより、その会社で働いている社員と話しができます。また、オフィス見学等で職場の雰囲気も直に感じられるでしょう。いわば、その会社の社風や企業文化を身をもって知ることができるのです。
自分に合わないと思えば選考に進まなければ良いし、魅力を感じるのであればその気持ちを志望動機に乗せることもできます。なにより、自分らしく働ける会社かどうか、肌で感じて判断できることは、インターンに参加することでしか得られないメリットです。
インターンに参加するメリットを見ると、行っていない人は不安になるかもしれません。その不安を払拭するためには、参加していないデメリットを正しく知り、適切な対策を取ることが重要です。
以下、インターンに参加しないことのデメリットを見ていきましょう。
前述の通り、インターン参加者対象に別枠の選考プロセスを設ける企業もあります。インターンを受けていない以上、この選考プロセスに乗ることはできないため、本選考の開始を待たなくてはならず、早期内定獲得のチャンスは得られません。
企業は、本選考の前にある程度志望度の高い学生をインターンで集めるため、本選考の選考枠自体も狭くなってしまうことも考えられます。
インターンに参加すれば、企業の担当者に直接話を聞くことができます。これは何より有効な情報源となります。企業が求める人物像や、選考のポイントを知ることができれば、本選考で有利に働くでしょう。
インターンに参加しなければそうした情報が得られず、情報不足のまま本選考に臨まなくてはいけなくなります。また、他の学校の参加者と交流が持てないことも、情報不足の原因となるため、何らかの形で補う必要が生じます。
インターン参加者は、すでに担当者と面識があるため、本選考の時点である程度関係性を構築しているケースもあります。本選考から参加した応募者は、対応に温度差を感じてしまうこともあるでしょう。
また、インターン参加者は企業理解が進んでおり、エントリーシートもしっかり作りこんできていることが予想されます。面接やグループディスカッションでも、場馴れした雰囲気を醸し出すため、インターンに参加していない人は、気おくれを感じてしまうかもしれません。
企業を訪問した際に好印象を持ってもらうために、まず大切なの挨拶です。「就活は挨拶で決まる!?面接前に抑えておきたい3つのポイントとフレーズを解説!」で、好印象を与える挨拶のポイントを解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。

インターンに行っていないことは不利な要素ではありますが、だからといって内定が獲得できないわけではありません。大切なのは、企業から「この人材はぜひ当社に入社してほしい」と、思われることです。
ここでは、企業に「採用したい」と思われるために取り組むべきことを解説します。
まず、企業研究はこれまで以上に入念におこなってください。インターンに参加していないため、その企業に対する情報量は不足している状態です。エントリーシートや面接での受け答えを作りこむうえで情報が不十分だと、表面的な内容に終始してしまう恐れがあります。
また、ミスマッチを防ぐ意味でも企業研究は様々な角度からおこなうことが重要です。インターネット上で集められる情報だけを鵜呑みにせず、実際に説明会に足を運んでみたり、エージェントを活用したりするなど、その企業の実情が分かる情報を集めましょう。
企業研究と並行して、自己分析も入念におこなったうえで、エントリーシートの作成にとりかかってください。志望動機の内容を魅力的に作りこむためです。インターン参加者は、その会社のことをよく理解しており、実際の職場を見たことで働くイメージもできています。
そうした意味でも、書類選考においてはインターン参加者にアドバンテージを取られていることは否めません。採用担当者の目に留まるためには、自己分析に基づいた矛盾のない明確な志望動機を練り上げることが重要です。
魅力的な志望動機を書くには文章力を磨く必要があります。「就活は作文から始まる。文章を書こう!」で、就活における作文の重要性を解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
インターンに参加していない場合でも、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)は選考で十分アピールできます。
そもそもガクチカとは、「どんな状況で、どんな目的意識を持ち、どう行動し、何を得たか」を通して、あなたの思考力・行動力・課題解決力を伝えるための設問です。つまり、企業は“結果の大きさ”よりも、“過程から見える人柄や姿勢”を重視しています。
まずは、自分が最も力を注いだ経験(ゼミ活動、アルバイト、サークル、学外活動など)を洗い出し、次の4点を整理しましょう。
そのうえで、第三者の視点から「具体性」「一貫性」「再現性」の3つを意識して文章を磨くと、説得力が高まります。 たとえば「何を」「なぜ」「どうしたか」を一文で言えるようにするだけでも、印象がぐっと明確になります。
「すごい成果」を無理に作る必要はありません。大切なのは、あなたがその経験から何を考え、どう成長したのかを具体的に言語化することです。それが、面接官に“この人は伸びそうだ”と感じてもらえるガクチカにつながります。
インターンに参加していない場合、業界や企業の情報量で差がつきやすくなります。その差を埋めるには、複数の信頼できる情報源を持つことが重要です。企業研究をインターネットだけに頼ると情報が表面的になりがちですが、他のルートを活用すれば、より深い理解とリアルな視点を得られます。
たとえば、大学のキャリアセンターでは、OB・OG訪問の紹介や企業説明会の情報を得られることがあります。就職エージェントを活用すれば、非公開求人や企業が求める人物像の傾向を教えてもらえる場合もあります。さらに、就活サイト・口コミサイト・業界紙・SNSなど複数の情報源を組み合わせて比較することで、偏りのない判断が可能になります。
また、OB・OG訪問で実際に働く先輩から「仕事のやりがい」「大変な点」「入社前とのギャップ」などを直接聞くのは非常に有効です。説明会や面接会場で他大学の学生と情報交換するのもおすすめです。多角的な情報収集を通じて企業理解を深めることで、エントリーシートや面接で「なぜこの業界・この会社なのか」を自分の言葉で語りやすくなります。自分に合った志望動機を言語化できるようにしておきましょう。
企業から内定をもらうためにインターンに参加すること以上に重要なことがあります。それは、「自己分析」です。就職活動の成功は「自己分析」にかかっているといっても過言ではありません。
自己分析を通して、自分の強みや価値観、就職活動の軸を明確にすることが、満足のいく内定を獲得するうえでは欠かせません。
また、業界研究や企業研究を通して自己分析で得た自分の強みをどのように活かして企業に貢献できるのかを明確にすることも企業にアピールするうえで大切です。
これらはインターンへの参加の有無にかかわらず、自分に合った企業から内定をもらうために必要なことです。入社後のミスマッチを回避するために、まずは自分自身と向き合い、自己理解を深めることを徹底しましょう。
(23卒 福祉業界内定 女性)
インターンに行っていなくても、内定は獲得できるので安心してください。確かに、インターン参加者には、企業理解の深さや早期選考のチャンスなど、有利な点があるでしょう。
しかし、参加していないからといって就職が不可能になるわけではありません。
重要なことは、企業研究・自己分析・ガクチカのブラッシュアップを徹底し、企業の情報をしっかり集めて、自分の強みを的確にアピールすることです。
インターンに行かなかった分の時間を活かし、本選考対策を入念におこなうことで十分に巻き返すことができるはずです。
準備を怠らず、自信を持って就活に臨みましょう。

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