1. 就活に適切なコートとは

1-1. コートの選び方について

コートは面接の時には着ていなくても、手に持って面接会場に入り、自分の近くに置くことが多い為、面接官からは常に見える位置にあります。

コートも身だしなみの一つと言ってよいでしょう。

女性の就活生は、トレンチコートを着用しましょう。ベージュや黒、紺等の落ち着いた色のコートが適しています。トレンチコートはスーツに合う代表的なコートです。他の種類のコートだと、面接官にとってマイナスな印象に繋がる可能性がある為いくつか解説します。

1-2. マイナスな印象に繋がるコート

Pコートやダッフルコートは、制服等に合うコートですが、スーツに合わせるとカジュアルに見えてしまう可能性があります。もしどうしても着たいのであれば、よりシンプルなデザインで、フードはないコートにしましょう。ダウンジャケットも、カジュアルに見えてしまいます。特にファーのついたコートは避けましょう。

コートは面接会場で畳んだり置いたりする為、かさばらないものを選ぶべきです。コートで目立ってしまい、周りを気にしてしまうと自分自身も集中できません。代表的なトレンチコートを着用することが最適です。

2. コートの着用マナーを押さえよう

2-1. コートを着脱するタイミングについて

就活するうえで、ビジネスマナーの一つとしてコートを着脱するタイミングは覚えておきましょう。

コートを脱ぐタイミングは、建物に入る前です。入った後に脱ぐのは、ビジネスマナーとして認められていません。入り口近くの端で通行人の邪魔にならないよう脱ぎましょう。

コートを着るタイミングは、建物を出てからが正しいです。面接が終わり気が抜けてしまうかもしれませんが、失礼にならないよう必ず建物を出てから着用しましょう。

コートは鞄には入らない為、面接会場にて気を付けなければならないマナーがその他いくつかあります。すべて解説するので、しっかり頭に入れておきましょう。

2-2. コートの畳み方と持ち方

コートを脱いだ後の畳み方を覚えましょう。

外の汚れを面接会場に持ち込まないようにする為に、内側に折るのがマナーです。まず、コートの両肩に内側から手をいれます。袖はそのままで身頃の部分のみ裏返します。そのまま縦半分に折り、持つ時は上下を二つに折って片腕に掛けましょう。

コートを畳まずに持ってしまうと、だらしないと思われてしまう可能性があります。コートを畳むことで、丁寧できちんとした印象に繋がります。

2-3. 面接時のコートの置き方

次に、面接時のコートの置き方についてです。 面接会場に入り、面接官の｢どうぞお掛けください｣という合図を待って鞄を置き、鞄のうえにコートを置いてから座りましょう。コートは鞄から落ちないように、コンパクトに畳む必要があります。椅子の背もたれに掛けたら、床に落ちてしまう可能性もあり、見栄えもよくないです。自分の膝の上に置くことも避けましょう。

コートを置く動作は面接官に見られながら行なうことになるので、きちんとマナーを押さえなくてはいけません。

3. 就活でのコートの着用まとめ

最適なコートの選び方とコートの着用マナーはわかりましたでしょうか。 女性はスーツに合うシンプルな色の落ち着いたトレンチコートを選びましょう。コートは鞄に入らない為、面接官から常に見えます。コートも身だしなみの一つである為、就活生の皆さんは、着用マナーを覚える必要があります。

コートの着脱のタイミング、コートの畳み方と持ち方、面接時のコートの置き方をしっかり頭に入れることで、面接官に好印象を与え、自信を持って面接に臨みましょう。