世界中の国から人が集まるアメリカは、言語スキルを身につけるだけではなく、文化や価値観の違いなども学ぶことができ、留学先として日本では特に人気の高い国です。
しかし、はじめてアメリカ留学を検討している方の中には、かかる費用や留学時の注意点などが気になるという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アメリカ留学のメリット・デメリットやかかる費用、おすすめのエリアを紹介します。
また、語学学校の選び方や留学の申し込み方などもあわせて紹介しますので、アメリカ留学について知りたい方はぜひ参考にしてください。
アメリカは世界をリードする国として世界中からさまざまな人が集まり、語学や専門技術など、学びの選択肢が幅広いというメリットがあります。
一方で、日本からの留学生がとても多く、留学人気国ならではのデメリットも存在します。
まずは、アメリカ留学でのメリットとデメリットについて確認していきましょう。
アメリカには、日本からだけではなく世界中から留学生が集まっています。「人類のるつぼ」と呼ばれるほど多国籍な人々が暮らしているため、英語力はもちろん国際感覚も身につき、視野を広げられる点が大きなメリットです。
また、日本の教育で使われている英語はアメリカ英語がベースであるため、学習しやすい点もアメリカ留学の魅力です。同じ英語圏であるイギリスと比較して、アメリカは地域ごとの訛りも少ないと言われています。
さらに、主要都市では語学学校の数が多く、幅広い選択肢から自分に合ったところを選べます。学校ごとに開講しているコースはさまざまで、ITやダンス、アートなど語学以外の専門ジャンルを学ぶことも可能です。
ほかにも、アメリカは観光地や遊び場が充実していることから、放課後や休日にも充実した留学生活が過ごせるというメリットもあります。
アメリカは、日本人留学生や在住者がとても多い点がデメリットと言えます。
日本学生支援機構による2022年の「日本人学生留学状況調査」によると、日本人の海外留学生が多い国として、アメリカが群を抜いて1位となっています。
留学先で日本人が多いことには安心感もありますが、つい日本語ばかり使ってしまうと、肝心の英語での会話力が上がらないという結果になりかねません。
そのため、アメリカ留学では積極的に海外の留学生と交流し、英語力アップの機会を逃さないという強い信念を持って生活することが大切です。
また、アメリカでは、学生ビザでのアルバイトは原則禁止されています。留学中に働いて、少しでも学費や生活費をまかないたいと思っても、基本的に現地での収入は得られません。
ただし大学内での「学内アルバイト」であれば学生ビザでもアルバイトが可能です。働ける時間に制限がありますが、どうしてもアルバイトをしたい場合は大学などに確認してみるといいでしょう。
アメリカには数多くの語学学校があり、語学学校によって特色もさまざまです。ここでは、アメリカでの語学学校の選び方について解説します。
アメリカの語学学校は大きく「私立の語学学校」「大学付属の語学学校」「私立かつ大学付属型の語学学校」の3種類に分けられます。
私立の語学学校は、英語レベルに関係なく入学でき、入学時期や期間を自由に選べる点が特徴です。一般英語はもちろん、ビジネス英語や試験対策、インターンシップ体験など多彩なコースがあります。
また大学付属の語学学校は、大学の授業についていけるレベルの英語力を身につけるための学校です。入学時には、私立の語学学校よりも高い語学力が求められます。より高いレベルになると授業の難易度も上がり、アカデミックな学びを体験できます。
最後に、私立かつ大学付属型の語学学校は、授業内容は私立の語学学校とほとんど変わりませんが、大学の施設を利用できたり、現地の大学生と交流できたりする点が特徴です。アメリカの大学を見てみたい方にもおすすめです。
語学学校を選ぶ際の判断基準としては、学校の立地や規模、授業数や内容、設備環境や予算などがあげられます。また、寮やホームステイの提供、日本人カウンセラーや進学の有無、国籍比率、学校の質なども重要な要素です。学校以外にも、プライベートを過ごすエリアの治安や交通の利便性などもチェックしておくとよいでしょう。
留学前には、自分が何を得たいのか、どのような環境で学びたいのか、明確なビジョンを打ち出すことが大切です。そのうえで、ホームページや資料を通して情報収集を行うと、自分の目的や目標に合った語学学校を見つけやすくなります。
アメリカ留学を考えるときには、アメリカのどの都市に留学すればいいかで迷う方も多いでしょう。アメリカは州や都市によって、特徴や文化などが大きく異なります。
ここでは、留学先として人気のある4つの都市の特徴について紹介します。
あらゆる分野で世界の最先端を走るニューヨークには、世界中から人々が集まっています。アメリカの経済・文化の中心地であり、ダンスや演劇などを学びたい方にとっても魅力的な都市です。
また語学学校の多くはマンハッタンの中心部に位置しており、放課後にはショッピングや観光を楽しめます。大都会の魅力を最大限満喫したい方におすすめです。
ただしニューヨークは物価がとても高いので、滞在費が多くかかる可能性がある点に注意が必要です。
ボストンは、アメリカ北東部にあるマサチューセッツ州の州都で、アメリカ発祥の地と言われています。歴史を感じられる建物と近代的な高層ビルが立ち並んでおり、美術館や博物館、公園など歴史的な観光スポットを楽しめます。
また、ボストン周辺には100以上の大学があり、学生街としても有名です。世界に名だたる大学のキャンバスを巡ったり、アカデミックな雰囲気の中で学習したりと、高いレベルで勉強したい方に向いています。
メジャーリーグやボストン交響楽団など、エンターテイメントも充実しており、プライベートの時間も有意義に過ごせるでしょう。
カリフォルニア州北部にあるサンフランシスコは、美しい街並みと独自の文化を持ち、坂の街や霧の街として有名です。
街自体はコンパクトで、ケーブルカーをはじめとした公共交通機関が整っているため、留学生にとっても生活しやすく、人気を集めています。数多くのIT企業が集まるシリコンバレーが近く、社会人にもおすすめのエリアです。
また、観光スポットやショッピングセンターも多くあり、週末や休みをのんびりと過ごせます。
ロサンゼルスは、ハリウッドやビバリーヒルズなどを筆頭に、魅力的なスポットが集まる西海岸で人気の都市です。1年中雨が少なく、温暖な気候で過ごしやすいため、日本からも多くの留学生が集まっています。
語学学校の多くは人気のサンタモニカ地区にあり、テレビや映画で見るようなカリフォルニアのイメージを体感できます。ビーチまで徒歩圏内の学校もあるため、余暇を楽しみたい方にもおすすめです。
アメリカに留学するなら、留学にかかる費用も気になる方が多いでしょう。
アメリカ留学にかかる費用は、留学する都市や期間、滞在方法、学校の種類などによって大きく異なります。 そのためあくまで目安となりますが、留学にかかる費用の項目別に、費用の目安を下記にまとめました。
内訳 | 費用目安 |
---|---|
渡航費(往復) | 10万~20万円程度 |
海外留学保険費(半年) | 6万~18万円程度 |
諸手続費用(パスポート・ビザ申請費など) | 5万~10万円程度 |
健康診断料 | 2万~4万円程度 |
学費(1カ月) | 5万~30万円程度 |
居住費(1カ月) | 3万~10万円程度 |
生活費(1カ月) | 3万~10万円程度 |
その他交際費や交通費(1カ月) | 3万~5万円程度 |
アメリカでどのエリアに滞在するかによって、物価も異なります。物価は居住費や生活費に大きく影響するため、事前に調べておくようにしましょう。
一般的に、ニューヨークやワシントンD.C.などは、物価の高い都市として知られています。
留学にかけられる予算も考慮したうえで、どの地域を選ぶのかを選びましょう。
最後に、アメリカ留学を申し込む方法を解説します。留学の種類によって申し込み方法が異なるため、事前に確認しておきましょう。
1~2週間の短期で留学する場合、まずは目的や予算、立地などに応じて気になるプログラムのパンフレットを取り寄せましょう。アメリカの短期留学は、費用を抑えて気軽に参加できるため人気があります。
留学エージェントに問い合わせ、留学先や入学日を具体的に決めたら申し込みを行います。自分で直接現地の学校に申し込むことも可能ですが、留学全般のサポートを行ってくれて、現地の情報にも精通している留学エージェントを利用するのが安心です。
なお、週18時間以上の授業を受ける場合は、1~2週間でも学生ビザ(F-1ビザ)が必要となるため、渡航までのスケジュールに余裕を持って取得しましょう。週18時間未満で学生ビザが必要ない場合は、ESTA(電子渡航認証システム)を申請します。
アメリカ語学留学・大学留学は、現地の語学学校やアメリカの大学に通って英語力を身につける留学です。短期留学と同様、パンフレットを取り寄せたり、留学エージェントに相談したりして申し込みましょう。複数のエージェントを比較すると、より多くの情報を収集できます。
週18時間以上の授業を受ける、または3カ月以上学校に通う場合は、学生ビザ(F-1ビザ)を取得しなければなりません。
年齢を問わず留学できる、アメリカ専門留学も人気です。一般的にはダンスやファッション、音楽など語学以外の分野を学びますが、社会人の語学留学は専門留学に含まれるケースが多いでしょう。3カ月から1年の期間で語学を学び、なかにはビジネス向けや経理・経営者向けの講座もあります。
専門留学の場合も、留学エージェントを通して申し込みが可能です。希望する留学先やプログラムのパンフレットを取り寄せ、留学エージェントに相談しましょう。学校によっては、TOEICのスコアや資格が必要となる場合があります。また、18時間のフルタイムで授業を受ける場合は学生ビザが必要ですが、語学留学とはビザの種類が異なる(M-1ビザ)ため注意しましょう。
アメリカ留学は、語学だけではなく、生活や文化、価値観などにおいて多様性を感じられる点が魅力です。アカデミックなスキルアップはもちろん、充実したプライベートを過ごすことは、自分自身を大きく成長させてくれるでしょう。
自分の夢や目標のために必要であれば、勇気を出してアメリカに留学することをおすすめします。留学前の情報収集と事前準備を徹底すれば、渡航後も安心して有意義な生活を送れるでしょう。
本記事を参考に、ぜひアメリカ留学に挑戦してみてください。