就活がうまくいかず、誰にも会いたくない。周りの友達はもう遊んでいるのに自分だけ就職活動を続けていて、劣等感からゼミの集まりに行くことも嫌になってしまう。この感情は普通なのでしょうか。
これは、とある匿名掲示板に載っていたお悩みを、私自身の経験に当てはめた言葉で言い換えたものです。この記事では、この感情についてのアンサーを出したいと思います。同時に、あなたがこの感情を実際に持ったとき、あなたにとって良い未来が得られるようなヒントとなるお話を届けたいと思います。
就職活動は、多くの学生にとって人生の一大イベントです。将来のキャリアを左右する重要な時期であるため、そのプレッシャーは計り知れません。また、新卒採用という枠組みがあることにより、多くの学生が同時期に企業からの評価を受けてしまいます。そもそも、評価を下されることは精神的なストレスがかかるものです。
周囲の友人たちが次々と内定を獲得する様子を目の当たりにすることで、自分自身の進捗と比較して焦りや劣等感を感じることがあります。このような状況では、自己評価が低くなり、自信を失うことも珍しくありません。友達との会話は、就活の進捗状況や内定の話題となることが多く、そのたびに自分の状況を振り返ってしまうわけです。結果として、友達に会うことを避けたくなる状況が生まれてしまうのです。
まず大切なのは、自分の感情を否定せずに認めることです。自分が何を感じ、なぜそう感じるのかを冷静に見つめ直すことで、感情の整理ができます。感情の原因や背景には、きっと人と比べてしまっている自分がいるはずです。人と比べてしまっている自分に気がつくと、自分のペースで就活を進めることができるようになります。自分のペースを取り戻すと、人へ接するときの感情も元に戻ります。
ゼミの集まりの1回や2回くらい、休みましょう。これまでも、きっと大学の授業をサボったことはあるのではないでしょうか。たまたまサボったときが、就活の時期だっただけです。それも面接に行くから休むのではなく、自主休講ということにしましょう。悲壮感を出して自主休講する人はいないはずです。楽しみましょう。
新卒採用という枠組みが、精神的な疲労やストレスが蓄積しやすいものであるということを最初に述べました。その状況で、自分自身と他人を比較せざるを得ないため、友達に会えば会うほど自信を失っていくということもあり得るわけです。本記事ではこれは構造上の問題で仕方がないことであると割り切り、自分の感情を客観視することを勧めました。
友達に会いたくないという感情は誰にでも起こり得る自然なことです。それがたまたま、就活の時期と重なっただけです。一番勿体ないことは、その感情を持ったまま、卒業の時期を迎えて友達と別れてしまうことです。あなたが失敗したからといって、友達があなたから離れることはありません。しかし、あなたが友達への態度を変えてしまうと、友達はあなたから離れていきます。それは一時の感情であっても、一生の後悔につながるかもしれません。
誰しも、成功を願ってもうまくいくとはかぎりません。それでも、後悔をしないように、自分をコントロールすることはできます。その積み重ねが、卒業後も続く、幸せな人生へとつながると思います。
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