オーストラリア留学のメリット・デメリットとは?おすすめ都市や費用の目安も解説

calendar_today 2024-08-05 update 2025-02-17
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壮大な自然と多文化社会が魅力の国であるオーストラリアは、日本からの留学先として人気の高い国の一つです。

英語力アップはもちろん、治安が良く、オーストラリアの人々のあたたかな国民性など、過ごしやすい環境が整っています。しかし、いざ留学するとなると、費用面や治安などが気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、オーストラリア留学のメリットとデメリットとあわせて、個性豊かな都市の特徴や、気になる費用まで詳しく紹介します。オーストラリアへの留学を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. オーストラリア留学のメリット
  2. オーストラリア留学のデメリット
  3. オーストラリア留学の費用の目安
  4. オーストラリア留学のおすすめ都市
  5. オーストラリア留学に必要なビザの種類
  6. まとめ

1. オーストラリア留学のメリット

オーストラリアは、日本人の留学生が多いことでも知られています。日本学生支援機構による2022年の「日本人学生留学状況調査」によると、日本人の留学生が多い国として、1位のアメリカ、2位カナダに次いで、オーストラリアは第3位にランキングしています。

オーストラリアが多くの日本の留学生から支持されているのは、オーストラリア留学に多くのメリットがあることが理由としてあげられます。

ここでは、オーストラリアに留学する具体的なメリットについて確認していきましょう。

オーストラリアの教育水準が高い

オーストラリアは、世界的に見ても教育水準が高いことで知られています。多くの大学が「世界大学ランキング」の上位に名を連ね、質の高い教育を提供しています。

特にオーストラリアでは、留学生のための教育サービス法(ESOS)により、教育機関の品質が守られています。ESOSは国内の学校に対し、オーストラリアの政府認定制度(CRICOS)への登録を求めています。

CRICOSに登録済みの学校だけが留学生の受け入れ可能とされているため、留学生が質の低い学校を選ぶリスクを避けられるというメリットがあります。

オーストラリアでは、政府により各学校の授業内容や経営状況などが厳しくチェックされているので、安心して留学できるでしょう。

治安がいい

オーストラリアは、世界的に見ても治安の良い国として知られています。

シンクタンク経済平和研究所発表の、安心して暮らせる国をランキング付けした「世界平和度指数2024年版」にて、オーストラリアは上位の19位にランクインしています。日本が17位のため、日本と変わらない程度の治安の良さであることがわかります。

ちなみに、日本からの留学先として人気のアメリカは132位のため、オーストラリアはアメリカよりもはるかに治安が良く、安心して留学できる国といえます。

ただし、いくら治安が良くともスリや置き引きなどの軽犯罪は発生しており、特に日本人などの外国人は狙われやすいため、貴重品の管理には十分注意しましょう。

学生ビザでも働ける

オーストラリアは学生ビザでもアルバイトなどで働くことが可能です。授業がある期間は2週間で48時間以内という制限はありますが、勉強しながらお金を稼げるのは大きなメリットでしょう。

また、学校のホリデー中は時間制限なく働けるので、留学費用の足しにすることもできます。

さらに修士課程(リサーチ)や博士課程に在籍していると、授業がある期間でも就労時間の制限がありません。

他国では学生ビザではアルバイトが禁止されているところもあるため、留学先で勉強をしながら仕事も体験してみたい方にも、オーストラリア留学はおすすめです。

さまざまな国の文化に触れられる

オーストラリアは多くの国から移民を受け入れており、2021年時点で人口のおよそ半数が移民となっています。国籍や人種に多様性があるため、国籍による差別を受ける心配が少ないです。

また、文化もルーツも異なる留学生と会話をしたり、生活したりする中で自然と異文化理解が進み、さまざまな国の人との人脈も広がります。

日本にいた時よりも視野が広がり、柔軟な考え方が身に付くなど、自身が大きく成長する機会にもつながるでしょう。

2. オーストラリア留学のデメリット

オーストラリア留学には多くの魅力がありますが、同時にデメリットもあります。特に注目すべき3つのデメリットをご紹介します。

日本よりも物価が高い

オーストラリアの物価は、日本に比べると高めです。特にシドニーやメルボルンなどの主要都市では滞在費や生活費が高くなりやすい傾向にあります。

留学費用を抑えるなら外食をせずに自炊をするか、地方都市に滞在するなどの方法があります。

また、オーストラリアは学生ビザでもアルバイトが可能なため、滞在中にアルバイトで稼ぐ方法もおすすめです。

留学生でも税金を払わなければならない

オーストラリアでは、留学生であってもアルバイトの収入が一定額を超えると所得税の対象となります。

学生ビザの場合は滞在期間によって税率が変わり、滞在期間6カ月以上になると税率が下がります。

例えば、滞在6カ月未満の「非居住者」扱いの場合の所得税は、課税所得が0〜120,000豪ドルで32.5%です。一方、滞在6カ月以上の「居住者」扱いになると課税所得0〜18,200豪ドルの範囲であれば税金がかからず、18,201〜45,000豪ドルでも19%とかなり税金が低くなります。

また、年度末にはタックスリターン(確定申告)を行う必要もあります。これらの手続きはかなり煩雑なので、税金の仕組みを理解して適切に対応できるように事前に確認しておきましょう。

学生ビザの規定が厳格

オーストラリアの学生ビザは、他の国と比較して規定が厳格です。ビザの更新や条件の遵守に関しても厳格な規則があり、これらを守らないとビザが取り消されるリスクがあります。

出席率や学業成績の維持も求められ、これらの条件を満たせない場合は、強制帰国になってしまうこともあります。

ただし、しっかり授業に出席して学んでいれば心配する必要はないので、語学学校に通う間は集中して勉強に励みましょう。

3. オーストラリア留学の費用の目安

オーストラリア留学を計画するうえで、トータルの留学費用がいくらかかるのかも事前にリサーチしておく必要があります。

留学にかかる費用は滞在する都市や学校の種類、滞在期間によって異なるため、おおよその目安となりますが、滞在期間ごとの費用の目安は下記のとおりです。(渡航費、学費、滞在費、生活費など含む)

滞在期間 トータルでかかる費用の目安
1カ月 約30~70万円程度
3カ月 約70~150万円程度
半年 約140~280万円程度
1年 約270~520万円程度

オーストラリア留学にかかる費用は、語学学校に通うのか、または大学に通うのかで大きく費用が異なります。

特に大学留学は高額な費用がかかるうえに入学条件が厳しいため、事前に費用や要件をしっかり確認しておきましょう。

留学費用の内訳

オーストラリアへの留学にかかる費用の内訳も確認しておきましょう。

オーストラリア留学には、学費だけでなく、渡航費や保険費、滞在費、生活費などがかかります。 それぞれにかかる費用の目安を下記にまとめました。

項目 1カ月にかかる費用の目安 半年にかかる費用の目安
渡航費 6~15万円程度
海外留学保険費 1.5~2万円程度 12~15万円程度
居住費 5~10万円程度 30~60万円程度
生活費 3~10万円程度 18~60万円程度

上記以外にも、ビザなどの手続きにかかる費用や健康診断の費用、現地での交通費、交際費などもかかります。

また居住費や生活費は、滞在する都市によって大きく異なります。都市部に住むほど居住費や生活費がかさむ点に注意が必要です。

また、居住費はホームステイか、シェアハウスかなどによって変わります。特にシェアハウスは費用が安く済むため、滞在費を安く済ませたい人は検討してみましょう。

4. オーストラリア留学のおすすめ都市

オーストラリア留学を決めたら、次にどの都市を選べば自分の目的や希望に合うのか迷う人も多いでしょう。ここでは、オーストラリア留学でも特に人気の高い3つの都市について説明します。

シドニー

オーストラリア最大の都市であるシドニーには、ハーバーブリッジやオペラハウスといった象徴的な建造物や美しいビーチなどがあり、活気あふれる雰囲気が特徴です。

世界的に有名な大学や語学学校も多く、質の高い学習環境が整っています。特に、ビジネス、IT、芸術分野の教育機関が強いので、この分野を学びたい人にはおすすめです。

シドニーは、留学生や移民が多いので国際的な視野を広げる絶好の機会となるでしょう。一方で、物価が高く、特に住居費は他の都市と比べて割高のため、滞在費や生活費がかさみやすい点に注意が必要です。

メルボルン

「世界で最も住みやすい都市」の一つとして知られるメルボルンは、芸術と文化の中心地として人気があります。カフェ文化、ストリートアート、多彩なイベントなど、洗練された都市の魅力にあふれています。

世界レベルで有名な大学も複数あり、特に人文科学、社会科学、医学分野で高い評価を受けています。

またメルボルンは、穏やかな気候であることも魅力の一つです。四季がはっきりしているものの、極端な暑さや寒さが少なく、年間を通じて過ごしやすい環境です。

公共交通機関も発達しているので市内の移動にも困りません。ただし、シドニーと同様に生活費は高めで、特に冬季は寒さを感じる日もあるため、防寒対策が必要になるでしょう。

ブリスベン

クイーンズランド州の州都であるブリスベンは、温暖な気候と穏やかな雰囲気が特徴的な都市です。シドニーやメルボルンに比べてやや小規模ですが、近年急速に発展していて、留学先として人気があります。

ブリスベンにはクイーンズランド大学をはじめとする有名大学や、質の高い語学学校が多数あることも魅力の一つです。

また、シドニーやメルボルンと比べて物価が安いため、住居費や日常の支出が抑えられるので、できるだけコストを抑えて留学したい人にはおすすめです。

また、ゴールドコーストやサンシャインコーストなどの人気観光地へのアクセスが良く、休日を利用して美しいビーチやレジャースポットを楽しむこともできます。

一方で、大都市と比べると国際色やエンターテインメントを楽しめるスポットがやや少ないので、その点をデメリットと感じる人もいるでしょう。

5. オーストラリア留学に必要なビザの種類

オーストラリアへ留学を計画する際には、ビザの種類と内容を知っておく必要があります。ここでは、オーストラリア留学で主に使用される3つの主要なビザについて説明します。

ビザの種類 対象者 期間 主な特徴
学生ビザ(サブクラス500) 3カ月以上の正規留学をする人 コース期間に応じて(最長5年) ・2週間で48時間までアルバイト可能※
・家族の帯同可能
・学業修了後の一定期間就労可能な場合あり
ワーキングホリデービザ 18歳以上30歳以下の人 最長1年(条件により延長可能) ・観光しながら働くことが可能
・1雇用主につき最長6カ月まで就労可
・短期の語学学習も可能(最長4カ月)
観光ビザ 短期旅行や語学留学希望者 最長3カ月 ・観光や短期語学学習が目的
・就労は不可

※修士号のリサーチコースや博士課程を開始している場合は制限なし

ビザの取得には時間がかかることもあるため、余裕を持った手続きをおすすめします。

またビザの取得条件や就労条件などは変更されることがあるため、詳細な申請手続きや条件などについては、オーストラリア大使館などの公式情報を必ず確認してください。

6. まとめ

オーストラリアは美しい自然環境と治安の良さが魅力の人気の留学先です。

穏やかな気候で過ごしやすいうえに、質の高い教育を受けられるほか、学生ビザでもアルバイトができるというメリットがあります。

安心して落ち着いた環境で学びたい人や、語学を学びながらアルバイトも体験してみたい方は、オーストラリア留学を検討してみてはいかがでしょうか。

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