就活を始めると、「履歴書」を書く機会は何十回もやってきます。いつの間にか、左から右へ機械的に履歴書を製造するロボットと化している…そんな人も多いのではないでしょうか。
履歴書は、企業が一番最初に見る「あなた」です。例えば普段、あなたが気になる人や、仲良くなりたいと思っている人のことを知りたい時、SNSで検索して覗いてみる、という人は多いと思います。「どんな人物なんだろう?自分と共通の趣味や興味はあるかな?」と想像しますよね。
履歴書は、あなたがエントリーする企業にとって、そのSNSのような役割をもつ重要な書類です。タイムラインをスクロールしている間に、ふと一つのコンテンツをじっくりと見入ってしまうように、あなたがエントリーした企業の方の目に留まるような、魅力的な履歴書を作る方法をお伝えします。
まず履歴書の基本ですが、一番大切なポイントは、「体裁を整える」ことです。
少し硬く聞こえたかもしれません。でもこれは、企業に就職した後も、クライアントに提出する書類や、プレゼン等の資料作成時に、上司や先輩から口酸っぱく言われるようになります。つまり採用担当者は、あなたの履歴書やエントリーシートを見る際に、無意識に体裁が整っているかを見ているのです。例えば、
等があります。当たり前に聞こえるかもしれませんが、これらは何十回も履歴書を書いていると、つい見落としてしまうポイントにもなります。
これらの点に気を配って作成することで、採用者に余分なストレスがかかることなく、あなたが一番アピールしたい志望動機やアピールポイントをスムーズに見てもらえるようになります。
特に志望度の高い企業の履歴書は、何人かの仲間や先輩にチェックしてもらうといいでしょう。
履歴書の基本を踏まえた上で、ここからはより採用者の目に留まる履歴書のポイントを見ていきましょう。志望動機や、アピールポイント、趣味特技、資格の欄等で大切になるポイントですが、ここで重要なことは、「一貫性」です。
ここでいう一貫性とは、採用者があなたの履歴書を読んで
が、すぐに分かるということです。
SNSでも、雰囲気や内容がバラバラのコンテンツを上げている人よりも、毎回同じようなテイストのコンテンツを上げている人の方が、信頼できますし、「こんな人なんだな」と想像しやすいですよね。履歴書も同様になります。
想像しやすい、ということは、あなたと似た価値観の人(企業)とマッチしやすい、ということなんです。
まずは、先ほど挙げた
という二点を明確にしていきましょう。
ここで大切なのは、あなたが「企業に何をアピールしたいのか」を一番に考えることです。
例えば、あなたが自己分析をしていく中で、あなたの強みが、「決断力」「リーダーシップ」「傾聴力」「協調性」「仕事の丁寧さ」等、いくつか挙げられたとします。ここで、全部を履歴書に詰め込んでしまうと、あなたが何をアピールしたいのかが見えにくくなってしまいます。
そこで例えば、志望している企業が総合商社であり、「就職したら、常にチームを牽引して、大きな仕事を動かしていきたい」と思っている場合、アピールしたいポイントは「決断力」「リーダーシップ」が良さそうですよね。履歴書には、その二つに絞って書くことが大切になります。
そうすると、あなたが企業にアピールしたい人物像は
と一本の軸にすることができます。
面接の段階になると、他のアピールポイントについても話す機会があるので、まず履歴書には絞って書くと、あなたの魅力がよりストレートに伝わりやすくなります。
履歴書には様々な項目がありますが、志望動機やアピールポイント、趣味特技、資格等、それぞれの項目を分けて書くのではなく、一連の物語のように組み立てるようにしましょう。各項目を書いている間に、あなたが企業にアピールしたい人物像に何度も立ち返り、人物像や軸がブレていないかを確認することが大切です。
いかがでしょうか?冒頭でお伝えしたように、履歴書は企業があなたという人物を知るための入り口になります。
面接に進んだ場合、採用担当者はあなたの履歴書を見ながら質問をします。面接でどんな話をしたいか、どこに注目してほしいか、と想像しながら作成するようにしましょう。本文でお伝えしたポイントを意識して、採用担当者の目に留まるような素敵な履歴書を作ってくださいね。
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