イタリア留学のメリット・デメリットとは?費用の目安やおすすめ都市を紹介

calendar_today 2024-08-19 update 2025-02-17
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イタリアといえば、豊かな歴史、芸術、美食の国として広く知られています。イタリアに留学することで、さまざまな文化的財産に日常的に触れられるため、イタリア留学に魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし、留学は決して簡単な決断ではなく、費用や生活環境、治安など、考慮すべき多くの要素があります。この記事では、イタリア留学のメリットとデメリットを詳しく紹介し、留学先として人気の都市や必要な費用の目安、ビザの種類についても解説します。イタリア留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. イタリアに留学するメリット
  2. イタリアに留学するデメリット
  3. イタリアへの留学先として人気の都市
  4. イタリア留学に必要な費用の目安
  5. イタリア留学に必要なビザの種類
  6. まとめ

イタリアに留学するメリット

イタリアは歴史と文化の宝庫であり、留学先として多くの魅力があります。古代ローマの遺跡やルネサンスの芸術、そして現代のファッションと料理まで、多様な文化を身近に感じながら学べる環境が整っています。近年では、英語で授業を行う大学が増え、言語の壁を感じずに学ぶことが可能です。また、現地での生活を通じてより自然なイタリア語を習得することができ、語学力の向上が期待されます。

英語で授業を行う大学が増えている

イタリアの大学では国際化がすすみ、英語で講義を行う学位取得コースなども増加しているため、イタリア語がわからなくても、英語だけで学位取得も可能です。英語で学べることで世界中から留学生が集まっており、さまざまな国の学生と交流する機会も得られます。ただし大学内ではなく、街中やスーパーなどの日常生活ではイタリア語ができないと不便に感じる場合があります。せっかくイタリアに留学するなら、英語とあわせてイタリア語も積極的に学びましょう。

より自然なイタリア語を習得できる

イタリアの大学や語学学校では、留学生を対象にしたイタリア語講座が用意されているため、ネイティブなイタリア語を学ぶことができます。また、現地の人々との交流を通じて、教科書には載っていないスラングや慣用表現を学び、より自然な会話ができるようになるでしょう。さらにイタリアの文化に触れることで、言葉の背景にあるニュアンスや微妙な意味合いも理解しやすくなります。買い物、外食、公共交通機関の利用など、さまざまなシーンでイタリア語を使う機会が豊富にあります。積極的に現地の人とイタリア語でコミュニケーションをとることで会話力がアップするでしょう。

国際交友関係が広がりやすい

イタリアの大学には、世界各国から多くの留学生が集まるため、多様な文化背景を持つ学生と出会うことが可能です。サークル活動や課外活動などを通じて自然に他国の学生と交流が生まれ、異文化理解が深まるでしょう。異文化交流は国際的な視野を広げるだけでなく、自分自身の成長につながるというメリットもあります。グローバルなネットワークを築くことができ、将来的なキャリア形成にも大いに役立ちます。イタリアでの留学を通じて築かれる国際的な友人関係は、学業やプライベートだけでなく、仕事やビジネスの場面でも重要な資源となるでしょう。

さまざまな文化を学べる

イタリアは、豊かな歴史と文化遺産を持つ国であり、留学生にとって貴重な学びの場となります。ルネサンス芸術やローマ帝国の遺跡、中世の建築など、歴史的な見どころが豊富にあります。また、ファッションやデザイン、音楽、料理など、イタリアの現代文化も魅力的です。留学生活を通じて、イタリアの伝統行事や地域特有の習慣、生活様式に触れることで、教科書では学べない実践的な知識を得ることもできます。また、イタリアは多くの国からの留学生を受け入れているため、多文化環境での生活を通じて、国際的な視野を養うこともできます。

イタリアに留学するデメリット

イタリアはその美しい風景や豊かな文化で多くの留学生を魅了しますが、その一方で、イタリアに留学する際にはいくつかのデメリットも考慮する必要があります。

生活費が高くなりやすい

イタリアのローマ、ミラノ、フィレンツェなどの主要都市では、家賃や食費、交通費が他の地域に比べて高額です。そのため、都市部での生活は、学生にとって経済的な負担が大きくなる可能性があります。特に家賃は高く、シェアハウスや学生寮も競争が激しいため、手頃な住居を見つけるのは簡単ではありません。また、日常の食費も高めで、外食を頻繁にすることでさらに費用がかさむことになります。留学費用を節約するなら、都市部を避けて留学するか、自炊をして食費を節約するなど、事前に対策を考える必要があるでしょう。

置き引きやスリなどの軽犯罪が多い

イタリアの観光客が多く集まる都市や観光地では、置き引きやスリなどの軽犯罪が頻発しており、留学生もその被害に遭うリスクがあります。特にローマ、ミラノ、ナポリなどの大都市では、混雑した公共交通機関や観光スポットでのスリ被害が多く報告されています。そのため留学中は、日常生活において貴重品を注意深く管理することが大切です。バッグをしっかりと閉め、体の前で持つ、財布を見えない場所にしまう、貴重品を一箇所にまとめないなどの対策を行いましょう。また、夜間や人通りの少ない場所を避ける、地元の人々や他の留学生から安全な地域についての情報を得ることも有効です。

観光地以外では英語が通じないことが多い

大都市や有名観光地では英語を話す人が比較的多いですが、地方都市や小さな町では英語が通じにくいことが多いです。そのため、大学や語学学校では英語で会話ができても、イタリアの街中で地元の人とのコミュニケーションが困難になることがあります。特にスーパーや郵便局、病院などの公共施設や、地元のレストランやカフェでのやり取りはイタリア語が基本となります。そのため、イタリア留学を考えている学生は、基本的なイタリア語を学んでおくのがおすすめです。日常会話や基本的なフレーズを習得することで、生活が格段にスムーズになるでしょう。

日本人留学生が少ない

イタリアは、日本人留学生が比較的少ないというデメリットもあります。日本学生支援機構の2022年のデータでは、日本人留学生が多い国の上位にはアメリカやカナダ、オーストラリアなどが入っていますが、イタリアは人気の上位10カ国に入っていません。そのため、現地で日本人留学生に知り合える機会が少ない可能性があります。現地で日本人の知り合いがいないことで、留学生活に孤独を感じることがあるかもしれません。また、学業や生活面での問題が発生した際に、日本語で相談できる相手がいないことがストレスとなることもあります。しかし、日本人留学生が少ないことは、メリットと捉えることも可能です。日本人留学生が少ない環境は、イタリア語や英語を使わざるを得ない状況となるため、会話力が向上する可能性があります。また、多国籍な友人を作ることで国際的な視野が広がり、異文化理解が深まる貴重な経験となるでしょう。

イタリアには魅力的な都市が数多くあり、印象もそれぞれ異なります。どの都市に留学するかによって、経験できることも変わってくるでしょう。特にローマ、ミラノ、フィレンツェは、多くの留学生に選ばれる魅力的な都市です。それぞれの都市の魅力について紹介していきます。

ローマ

ローマはイタリアの首都であり、歴史と文化が融合した魅力的な都市です。古代ローマ帝国の遺跡が点在し、コロッセオやフォロ・ロマーノ、パンテオンなど、歴史的建造物が街の随所に見られます。休日にさまざまな遺跡を観光しながら、歴史を学ぶきっかけになるでしょう。また、ローマは多くの名門大学が集まる教育の中心地です。美術や建築、考古学などの分野で高い評価を受ける教育機関が多く、専門的な知識を深める絶好の環境が整っています。生活面では、美味しいイタリア料理を楽しめるレストランやカフェが多く、地元の市場やショップも充実している点も魅力の一つです。温暖な気候と美しい街並みは、生活をさらに豊かにしてくれます。公共交通機関も発達しており、市内外へのアクセスが容易で、週末にはイタリア各地への小旅行も楽しめます。

ミラノ

ミラノはイタリアの経済とファッションの中心地として知られ、多くの留学生に人気の都市です。歴史的な大聖堂であるドゥオーモや、スカラ座など、文化的な魅力も豊富です。ミラノはまた、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が展示されているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、芸術愛好者にとっても見逃せないスポットが多数あります。教育面では、ミラノ大学やボッコーニ大学などの名門校があり、ビジネス、デザイン、ファッション、工学などの分野で高い評価を得ています。生活面でもミラノは市内の移動が容易で、ショッピングや外食を楽しむための選択肢も豊富です。また、ミラノはファッションの都として知られ、高級ブランド店や最新のトレンドを発信するブティックが軒を連ねています。留学生活の中で、ファッションやデザインの最前線に触れられることも魅力の一つといえるでしょう。

フィレンツェ

フィレンツェは、ルネサンスの中心地として知られるイタリアの宝石のような都市で、留学生に人気のある留学先です。フィレンツェには、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」やボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」など、貴重な名画を多く展示するウフィツィ美術館など、歴史的で文化的な名所が豊富にあります。これらの芸術作品や建築物に囲まれた環境で学ぶことは、特に美術や歴史を専攻する学生にとっては絶好の学びの機会となるでしょう。またフィレンツェには、フィレンツェ大学をはじめとする評価の高い教育機関があり、美術、デザイン、歴史、建築の分野で世界的に知られています。質の高い教育プログラムと国際的な学生コミュニティを提供しているので、さまざまな文化背景を持つ他国の留学生と出会う機会も得られます。フィレンツェは、都市自体がコンパクトで歩きやすく、美しい街並みを楽しみながらの散策が日常生活の一部となることも魅力の一つです。

イタリア留学に必要な費用の目安

イタリア留学にかかる費用は、留学する都市や学校の種類、滞在期間によって大きく異なりますが、留学期間ごとにかかる留学費用の目安は下記のとおりです。

留学期間 費用の目安(学費、渡航費、生活費など含む)
1カ月 30~60万円程度
半年 80~200万円程度
1年 150~400万円程度

留学にかかる費用をさらに細かく見ていくと、学費や渡航費、滞在費、生活費などに分かれます。学費は大学と語学学校では費用が異なるため、事前に学校ごとにどの程度費用がかかるのかをしっかりリサーチしておきましょう。また、生活費や滞在費は、どの都市に滞在するかでも変わってきます。特にローマやミラノなどの都市部では物価が高く、自然と生活費や滞在費が高くなりやすいです。費用を節約するなら、都市部を避けて留学するか、シェアハウスを利用する、外食せずに自炊をするなど、費用を抑えられる方法を考えましょう。

イタリア留学に必要なビザの種類

イタリアに過去180日間の期間内で90日以内の滞在であれば、ビザを取得する必要はありません。ただし2025年導入予定の事前渡航認証制度「ETIAS」が開始された場合、事前にETIASを申請した上で承認を得ることが必須となるため、注意が必要です。また滞在期間が91日以上になる場合は、ナショナルビザの発行が必要です。留学ビザは大学や語学学校によって種類が分かれています。手続き方法や必要書類も異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。ナショナルビザの滞在期間は365日までとなり、1年以上の滞在となる場合はビザの延長ではなく、現地で滞在許可を更新しなければなりません。ほかにも、ビザ発行手続きでは、どの大学や語学学校でも「入学許可証」が必要な点も覚えておきましょう。書類を用意するまでに時間がかかる可能性があるので、早めの手続きをおすすめします。

まとめ

イタリアへの留学は、魅力的な文化、歴史、美しい風景を堪能できるだけでなく、質の高い教育を受けられる魅力的な選択肢です。ローマ、ミラノ、フィレンツェなどの都市は、それぞれ独自の魅力を持ち、留学生活を充実させる環境が整っています。費用は都市や学校によって異なりますが、しっかりと計画を立てることで、経済的な負担も管理できます。ネイティブのイタリア語を学ぶ機会も得られるので、英語だけでなくイタリア語も習得してみたい方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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