奨学金の中には、就職と結びついた「企業採用型奨学金」というカテゴリがあるのをご存知ですか?これは、企業が自社で働くことを前提に学生に奨学金を提供し、卒業後にその企業で一定期間働くことで奨学金の返済が免除される仕組みです。
企業採用型奨学金は、学生にとっては学費負担の軽減と安定した就職先の確保というメリットがあり、企業にとっては将来の人材を早期に確保できるという利点があります。今回は、その中でも奨学金の数が豊富で人気の高い「自動車整備士向け奨学金」についてご紹介していきます。
自動車整備士になるには、専門学校や大学などで技術や知識を学ぶ必要があるため、必然的に高額な費用がかかります。そこで知っておきたいのが、自動車整備士を目指す学生のみを対象とした奨学金制度「自動車整備士向け奨学金」です。
一般的な奨学金とは異なり、在学中に企業から貸与された奨学金の返済が、卒業後にその企業で働くと免除されるのが特徴です
この記事では、そんな自動車整備士奨学金の制度について徹底解説していきます。全国の様々な自動車整備士奨学金を地域別でまとめているので、そちらも要チェックです。
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そもそも自動車整備士になるための学費はどれくらいなのでしょうか。
自動車整備士になるには、専門学校の学費と資格取得費用、さらに学習と実務経験の時間が必要です。
専門学校の学費は2年間で約160~300万円かかります。自動車整備士に必要な資格には三級と二級があり、三級は基本的な整備技術を習得する初級資格で、費用は受験料と講習料を合わせて約3~4万円。
二級は、高度な整備技術が求められる中級資格で、三級取得後に2年間の実務経験が必要となり、費用は約4~5万円です。総費用は約170~310万円、資格取得までには最低4年間が必要と考えられます。
加えて、自動車整備士の学生は学費以外にも多くの費用が必要になります。
具体的には
一人暮らしをする学生は、さらに家賃や光熱費、食費などもかかります。
また自動車整備士の学生の場合、自動車メーカーや研究機関、整備工場などで実習があり、期間中は一般的にフルタイムで行われることが多いためアルバイトをする余裕がなく、収入が不安定になる可能性もあります。
そんな自動車整備士の学生の学費の負担軽減や経済的支援を目的に提供されるのが自動車整備士奨学金です。
自動車整備士奨学金の対象は、自動車整備士を目指し、専門学校や大学に在籍している学生です。採用された学生は在学中に、学校や企業から毎月一定金額の貸与を受けることができます。また、卒業後にその企業へ就職、一定期間働くことで、返済が免除されるものもあります。
※企業によって詳しい条件は異なります。
自動車整備士奨学金には主に以下のようなメリットがあります。
また、自動車整備士奨学金は、日本学生支援機構(第一種・第二種奨学金)や、高等教育の修学支援新制度(給付奨学金)といった他の奨学金と併用できることが多いです。そのため、より受給金額を充実させることができます。
自動車整備士奨学金の特徴やメリットがわかったところで、その申込方法について見ていきましょう。
手順は大まかに、以下の3STEPです。
STEP1:情報を集め、奨学金の種類と条件を確認
学校独自のもの、企業提供のもの、自治体提供のものなど各奨学金の応募条件(学業成績、経済状況、特定の学校やプログラムへの在籍など)を確認。可能性のあるものをピックアップ。
STEP2:学校、企業などへ問い合わせる
専門学校や大学の奨学金担当窓口、企業の公式ウェブサイト、パンフレット、説明会などを利用して、分からないことがあれば質問してみましょう。また、その際、学校を見学できる場合は、実際に訪れて雰囲気を感じてみましょう。
STEP3:書類準備、応募する
成績証明書や家計状況を証明する書類など、各奨学金に必要な書類を揃えるには想像以上に時間がかかるので余裕を持って準備をしましょう。その後、書類審査や面接が行われる場合には対策をします。合格した場合は各種手続きを行います。
実際にどの企業や大学、専門学校で自動車整備士奨学金制度を受けられるのか、地域別に一部をピックアップしてみました。他にも、ガクシーの奨学金検索でどんな奨学金制度があるのか探してみてはいかがでしょうか。