
会社説明会に参加すると、企業についてさまざまな質問ができる機会があります。疑問を解決しておくことで、企業についての理解が深まり、入社後のミスマッチも減らせます。
大勢の志望者が集まる会社説明会で、どのような質問をすればよいのか、不安に感じている人も多いのではないでしょうか。また、質問をする方が選考段階で有利になるのか、気になっている人もいるかもしれません。
本記事では、会社説明会で質問をすべきなのか、どのような質問をしたらよいのか、質問のマナーや例文を解説します。これから説明会に参加される方は、ぜひ参考にしてください。
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会社説明会は、直接選考につながるわけではありませんが、企業への理解を深める第一歩です。会社説明会で質問をするには、マナーと事前準備の両方が欠かせません。
現場の声を直接聞ける絶好の機会を活かすために、質問の礼儀やマナーをきちんと理解しておきましょう。これによって、採用担当者に興味を持ってもらえるきっかけになるほか、企業に対する理解も深まります。
会社説明会には、複数の企業が一堂に集まって開催する合同説明会や、企業ごとで日時や会場を定めて開催する個別説明会などがあります。就活生がどれくらい参加しているのか、データを参考にしながら解説します。
株式会社リクルート就活みらい研究所が発表した「就職白書2025」によると、プロセスごとの就職活動のうち、合同説明会・セミナーに参加した割合は、対面が35.3%・Webが54.7%となっています。個別企業・団体等の説明会・セミナーに参加した割合は、対面が35.2%・Webが35.8%となっています。いずれの形式も、対面の割合が増え、Webの割合が減少しており、対面回帰の傾向が伺えます。
(参考:『就職白書2025』)
また、株式会社キャリタスが発表した「キャリタス就活学生モニター2026調査結果」によると、理系よりも文系の方が会社説明会へのエントリー数が多い傾向が見られました。ここでも、会場型よりオンライン形式での参加や視聴が多く、会場型に参加したことがある学生は60.5%、オンライン形式に参加したことがある学生は91.0%という結果が出ています。
(参考:4月1日時点の就職活動調査)
Web説明会と対面説明会は、開催形式やメリット・デメリットの点でさまざまな違いがあります。どのような違いがあるのかを理解しておくことで、自分に合った説明会への参加を検討できます。
Web説明会は、オンライン会社説明会と呼ぶ企業もあり、Web上で事前録画したものを配信したり、リアルタイムで企業について説明したりするものです。事前録画したものは、事前に申し込みをした学生に対して動画のURLを送り、配信期間内の自由なタイミングで見られるケースが多くなっています。事前録画の説明会では、質問をすることが難しいため、質問をしたい場合は事前録画以外の形式を選ぶことが必要です。
リアルタイムで配信する場合は、事前申し込みが必要ですが、チャット機能などで配信中に直接質問できるところもあります。事前録画型・リアル型共に、エントリーシートの提出が不要で参加できるケースが一般的です。
一方、対面説明会は日時と場所を定めて学生が集まり、社員と直に交流しながら企業文化や雰囲気を肌で感じられます。説明会の最後に質疑応答の時間を設けているケースもあり、説明会中に疑問に感じたことをその場で疑問を解決できる形式です。現地までの交通費がかかるものの、実際に先輩社員の様子を観察したり、社風を直接確認できたりする点は、企業選びの重要なポイントになるでしょう。
株式会社クロスマーケティングが調査したアンケートによると、就職活動で後悔した理由のひとつとして、「会社説明会にあまり参加しなかった」との項目を挙げている学生もいます。会社説明会に参加しなかったことで、自己分析が十分できなかったり、業界・企業研究が不十分だったと感じている学生もいることから、会社説明会は就職活動の重要なポイントであると言えるでしょう。
(参考:3人に1人が就活で後悔…その理由は?どうすれば就活の納得度・満足度を上げられる?)
企業の中には、選考の必須条件として会社説明会への出席を挙げているところもあります。できるだけ早い段階で会社説明会への参加を計画し、自分の希望に沿った就職ができるよう活動を進めていくことが大切です。
大勢の学生や企業関係者が集まる会社説明会で質問をするのは、最初はなかなか勇気が出ないかもしれません。質問することで大きなメリットがあるため、少しでも聞きたいことがあれば、ぜひ積極的に質問してみましょう。ここでは、会社説明会で質問をするメリットを3つ解説します。
企業側から伝える働き方と、就活生が考えている働き方では、大きな差がある場合も多いです。企業サイト・採用サイトや四季報に掲載されている情報とは異なる、現場の生の声を聞くことで、企業に対するイメージと実情が合っているかを確認できます。
企業によっては、会社説明会で業界動向や今後の展望など、最新情報を聞けるところもあります。話に沿った質問をして答えてもらえると、企業への理解をより深められるチャンスがあります。
会社説明会以外で、エントリー前に社員と直接関わることができるのは、OB・OG訪問やインターンのみです。社員と直接話をできる貴重な機会を、ぜひ有効に活用しましょう。
説明会で質問を受ける担当者は、人事・採用担当者であることが一般的です。質問をすることは、それだけ企業に関心や興味を寄せていることを意味し、エントリー後の面接で再び担当者と顔を合わせる可能性が高いです。
志望理由と関連のある質問をすると、採用担当者の印象に残る可能性が高まり、特に中小企業では担当者と学生の距離が近くなります。質問の有無が直接選考に関わる可能性は低いものの、企業とつながるきっかけのひとつにできるかも知れません。
ただ、質問の場を自己PRに充ててしまうと、「自分のことしか考えていない」と悪い印象を与えてしまうおそれがあるため、注意が必要です。
さまざまな質問に対して、担当者が具体的に回答をしてくれた場合、就活生に対して真摯に対応していることが分かります。また、ネガティブな内容も率直に話してくれる場合は、誠実な対応といえ、入社後のギャップも少ないと考えられます。
どの企業であっても、ネガティブな面は多少なりとも存在します。担当者がしっかり話してくれる場合、ネガティブな面よりもプラスの面が多い企業であるとも考えられ、就活生が前向きに応募を検討するきっかけになるでしょう。
会社説明会は、実際の雰囲気や現場の温度感を自分の目で確かめられる貴重な機会です。ウェブサイトや採用パンフレットだけではわからない“人の空気”や“職場の文化”を肌で感じ取れる点にこそ、参加の意義があります。
採用担当者の説明の仕方や質疑応答での受け答えからは、その企業が学生にどう向き合い、どんな姿勢で人材育成を考えているかが見えてきます。たとえば、学生の質問に丁寧に耳を傾け、背景を踏まえて具体的に答えてくれる担当者がいる企業は、日常のコミュニケーションでも誠実さや協調性を大切にしている傾向があります。
一方で、質問に対する回答が曖昧だったり、形式的な対応に終始する場合は、その企業の情報発信の姿勢や組織内の風通しを慎重に見極めることが大切です。
また、残業時間や離職率など少し聞きづらい質問にも、事実と改善の取り組みを合わせて説明できる企業は信頼度が高いといえます。自社の課題を隠さず伝えられる担当者は、組織をより良くしようとする前向きな文化を持つ証拠です。
説明会では、担当者の表情や声のトーン、話の一貫性なども観察してみてください。そうした“現場のリアル”から得られる印象が、あなたに合った企業を見極めるうえで欠かせない判断材料になります。
国家資格キャリアコンサルタント 山田 圭佑

実際の会社説明会では、聞きたい内容によって適切に質問をすることが大切です。では、具体的にどのような質問をすると、意義のある説明会になるのでしょうか。ここでは、会社説明会で役に立つ質問例を解説します。
会社概要や事業内容は、採用サイトなどにも掲載されていますが、簡潔すぎて詳細が分かりにくい場合もあります。さらに深掘りし、会社について理解を深めたい場合は、以下のように質問をすると良いでしょう。
入社後のキャリアや目標を具体的に設定するには、リアルな働き方を知ることが第一歩です。実際に働いている社員の話を通じて、働き方をより想像しやすくなります。社員から直接生の声を聞ける貴重な機会を活かして、以下のように積極的に質問しましょう。
福利厚生は、社員が気持ちよく働くための重要な制度です。どうしても譲れないポイントがあれば、福利厚生についても事前に知っておくと良いでしょう。福利厚生について質問する際は、なぜ知りたいのか理由を添えて伝えると、前向きな姿勢がより伝わります。ただし、採用前から待遇面ばかり気にしていると思われないように注意しましょう。
会社説明会は、実際の雰囲気や現場の温度感を自分の目で確かめられる貴重な機会です。ウェブサイトや採用パンフレットだけではわからない“人の空気”や“職場の文化”を肌で感じ取れる点にこそ、参加の意義があります。
採用担当者の説明の仕方や質疑応答での受け答えからは、その企業が学生にどう向き合い、どんな姿勢で人材育成を考えているかが見えてきます。たとえば、学生の質問に丁寧に耳を傾け、背景を踏まえて具体的に答えてくれる担当者がいる企業は、日常のコミュニケーションでも誠実さや協調性を大切にしている傾向があります。
一方で、質問に対する回答が曖昧だったり、形式的な対応に終始する場合は、その企業の情報発信の姿勢や組織内の風通しを慎重に見極めることが大切です。
また、残業時間や離職率など少し聞きづらい質問にも、事実と改善の取り組みを合わせて説明できる企業は信頼度が高いといえます。自社の課題を隠さず伝えられる担当者は、組織をより良くしようとする前向きな文化を持つ証拠です。
説明会では、担当者の表情や声のトーン、話の一貫性なども観察してみてください。そうした“現場のリアル”から得られる印象が、あなたに合った企業を見極めるうえで欠かせない判断材料になります。

会社説明会で聞きたい質問を考えるのは、当日ではなく事前に準備しておきたいものです。事前に考えた質問に、説明会当日の内容を加えて掘り下げていくと、より具体的な質問ができ、企業に対する理解も深められます。
会社説明会での質問を考えるには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
企業のWebサイトで企業情報を調べておくのはもちろんのこと、四季報や業界新聞などでも調べておきたいものです。同業他社と比較しながら、企業の特徴をピックアップしましょう。
企業の特徴が分かると、より具体的な疑問が出てきます。説明会当日に、疑問を解決できる説明があれば、企業に対して理解が深まりますし、説明がなければ質問をすることが可能です。質問したい内容を洗い出し、当日に備えましょう。
はい・いいえで答えられる質問ではなく、説明が必要となるオープンな質問をすると、その後のやりとりも広がりやすくなります。ただし、遠回しな言い方をすると、限られた時間を無駄に使ってしまううえ、質問の意図が相手に伝わりません。質問の意図が伝わるよう、簡潔な質問を意識しましょう。
そのためには、前述した企業の下調べが重要となるため、Webサイトで分かったこと・当日に聞きたいことを整理しておくことが大切です。
会社説明会の質問時間は限られており、他にも多くの参加者が質問したいと考えています。参加者全員にとって有益な質問を心がけることで、時間を有効に使うことができます。
自己中心的な質問や、自分自身に有利になるような質問は避けましょう。他の就活生の質問にも耳を傾け、既に出た内容と重複する質問をすることも避けましょう。

限られた時間で効率よく質問をするには、適切な質問内容を考えるだけでなく、マナーを守ることも大切です。誰もが気持ちよく質問を共有できるよう、以下のマナーを守って質問をしましょう。
担当者へ話しかけるマナーとして、質問前に学校名と名前を名乗りましょう。無理に自己紹介や自己PRを盛り込む必要はありません。
限られた時間内で多くの就活生が質問をするため、質問は基本的に1人ひとつとされています。質問前に、「○○に関する質問です」と言ったように結論を伝えると、質問の内容が伝わりやすくなります。前置きが長くならないよう注意し、簡潔な質問を心がけましょう。
質問ではマイクを使って話すことが多く、大きな声や早口では相手が聞き取りにくくなります。特に、大きな会場では声が広がりやすく、担当者だけでなく参加者全員に質問が聞こえづらくなる場合もあり、配慮が必要です。
緊張してしまうと思いますが、スムーズに質疑応答を進めるため、落ち着いて話すことが大切です。はっきりと聞こえるよう、声の大きさや話す速さに気をつけましょう。
担当者に印象づけたいからといって、Webサイトに掲載されている内容と同じ質問をしてしまうと、企業研究を十分に行っていないと思われてしまいます。表面的な質問にならないよう、事前に内容をしっかりと整理しておく必要があります。
例えば、業務内容を知りたい場合、「どのような業務内容がありますか」と聞くのではなく、「Webサイトで○○という業務をされていると拝見しましたが、今後新たに展開したい事業はありますか」と言ったように、独自の質問をするよう心がけましょう。
会社説明会で質問する際は、マナーを守ることが何より重要です。質問の内容だけでなく、「どんな姿勢で臨むか」や「相手への配慮があるか」が印象を左右します。就活の現場では、話の中身以上に「人柄」や「コミュニケーションの丁寧さ」から信頼感が伝わるためです。
まず、質問の前に学校名と名前を名乗るのが基本です。質問を簡潔にまとめ、相手が聞き取りやすい声の大きさ・スピードを意識しましょう。特にオンライン説明会では、表情や声のトーンも含めて「誠実な印象」を残す意識が大切です。
また、よく言われる「調べて分かる質問はしない」というマナーには、もう一歩深い意味があります。単に“情報を調べたかどうか”を見ているのではなく、得た情報を自分なりに解釈し、それを踏まえた質問ができるかが問われています。
たとえば、「御社の○○事業について、今後どのような展開を想定されていますか?」といったように、公開情報を起点に自分の関心や考えを加えると、質問の質が一段上がります。
また、福利厚生など条件面の質問をする際は、切り口に注意が必要です。いきなり制度を尋ねるのではなく、「成果を出すためにはオン・オフの切り替えも大切だと考えている」といった自分の価値観や働き方の軸を添えてから質問すると、前向きな印象になります。
会社説明会での質問は、企業研究の延長線にあります。事前に自分の「なぜこの質問をしたいのか」を整理し、答えを引き出す対話を意識してみてください。その積み重ねが、受け身ではなく主体的に学ぶ姿勢”として企業に伝わります。
会社説明会は、企業の内情をより深く知るための絶好のチャンスです。Webサイトでは分からない情報を確認し、自分と合っているかを判断できる重要なきっかけとなります。
限られた時間を最大限活用できるよう、適切な質問を通じて企業に対する理解を深め、自分に合う企業を見つけていきましょう。ガクシーTalentなら、その一歩をサポートします。

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「あなたも、お金も、適材適所」を理念とし、子ども・学生・子育て世代の支援を中心に、幅広く活動を行っている。各種のセミナー・個別指導の受講者は、のべ3000名を超えた。
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