日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、家計急変の事由が生じた学生を対象に、年間を通じて随時申込を受け付けている「家計急変採用(給付奨学金)」や「緊急・応急採用(貸与奨学金)」があります。
ここでは家計急変採用(給付奨学金)の場合の申込について解説します。
なお、2025年4月1日以降の申込より一部手順が変更しているため、変更点に注意しながら手続きを行いましょう。
家計急変採用を申し込む場合は、以下の手順に沿って申請を行ってください。
なお、家計が急変した場合、その事由が発生したときから原則として3か月以内に申し込む必要があります。事由発生後は、なるべく早い時期に家計急変事由に該当するか、必要な証明書類を用意できるか等を確認してから、学校に相談しましょう。
在学している学校から申込に必要な書類を受け取りましょう。
JASSOが提供する奨学金のインターネット申込システム「スカラネット」から申込情報を入力します。
スカラネット下書き用紙を事前に記入し、それを見ながら学校が定める期限までにスカラネットで申込を行ってください。
スカラネット(在学採用)はこちら
また、2025年度の採用から、マイナンバーの提出はスカラネットから行います。
スカラネットでの奨学金申込が完了すると、マイナンバー入力用の専用画面へ遷移することができるようになるので、そこから奨学金申込者本人・生計維持者のマイナンバーを入力しましょう。
この変更に伴い、従来までJASSOへ郵送していた「番号確認書類」の提出は不要になります。
2025年4月1日以降の申込から、「給付奨学金確認書」の代わりに、「奨学金確認書兼地方税同意書」の提出が必要になります。
これまでは学校へ提出していましたが、奨学金確認書兼地方税同意書は、JASSOへ提出します。
また、奨学金確認書兼地方税同意書は従来の「マイナンバー提出書」に記載されていた「申込ID」「初期パスワード」が記載されていること、「身元確認書類」を貼り付けることにも留意してください。
この変更に伴い、以前のように「マイナンバー提出書」や「身元確認書類」を別途JASSOへ郵送する必要がなくなります。
学校が定める提出期限までに、必要書類を学校に提出してください。
なお、「家計急変事由に関する証明書類」は、各事由ごとに異なります。下の表で確認して準備をしましょう。
学校を通じて選考結果が連絡されます。採用となった場合、奨学金の支給が始まります。
また採用後は、3か月ごとに家計の適格認定(家計急変現況届及び収入に関する証明書類の提出)を受ける必要があり、審査の結果、給付奨学金の支給が止まったり、支給額が変わったりすることがあります。
詳細は在学している学校に確認しましょう。
奨学金の申請から振込までの大まかなスケジュールは以下の通りです。詳細は学校により異なるため、各学校の奨学金情報を確認しましょう。
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